イタリアのクリスマスのチキンは去勢鶏。
肉を柔らかく、ジューシーで、風味豊かにするために外科的に去勢することは、何世紀も前から行われてきました。攻撃的な雄をおとなしくするためでもありました。
伝統的には、復活祭の時期に産み付けられた卵が孵化して生まれた雄鶏を選別して、生後二日で性別を判断し、選別された鶏は、20日後、痛みを与えない方法でカッポ―二(去勢鶏)になる。去勢鶏には肉垂もとさかもないが、華やかでエレガントな羽毛がある。去勢鶏は春に生まれて夏に去勢され、約4か月の命だ。性格はおとなしく、静かで、コケコッコーと鳴くこともない。なによりも、肉が締まっていて美味しい。他の鳥類とは味の深さが違う。
クリスマスのご馳走のチキンと言えば、大きいことが重要と思いがちだが、去勢鶏は、その味の良さと、ブロードの美味しさで需要がある。
自家製の資料で放し飼いで育てる去勢鶏は、9か月ほどで2.5~3㎏の美味しくて柔らかい肉の鶏になる。品評会の日に最高の状態になるように育てられ、地元のノヴェッロワインやトリュフと一緒に味わう。
去勢鶏のブリーダーが数軒いる村、サン・ダミア―ノ・ダスティの品評会。
去勢鶏のローストとボッリート
去勢鶏のブロードは味わったことないけど、おいしそう~。
去勢鶏のブロード
去勢鶏のゆで方も何種類かあります。その一つが豚の膀胱を使うベネトの伝統的な方法。ゆで汁が散らばらないようにしました。
膀胱に詰めた去勢鶏のボッリート
去勢鶏のブロードを使った料理の代表は、トルテッリーニ・イン・ブロード。
パッサテッリ・イン・ブロードはエミリア・ロマーニャやマルケなど中央イタリアに普及した料理
初めてボローニャでトルテッリーニ・イン・ブロードを食べた時、澄んだ金色でコクがあるあのスープのことは、鶏のスープ以上のことは何も知らなかったけど、美味しさはカルチャーショックでした。
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