『ラ・クチーナ・イタリアーナ』によると、パレルモで一番おいしいアランチーネの店と言われているのは、バール・アルバBar Albaとバール・ローザネーロBar Rosanero。
バール・アルバのアランチーネ。
“ラグー”と“プロシュット・エ・フォルマッジョ”(ハムとチーズの具の、いわゆる“アル・ブッロ”)の2種類があります。
中はこんな風。
通販用に、揚げる前の生のアランチーネも売っています。
↓バール・アルバのジェラートを紹介する動画
バール・アルバはパスティッチェリーアでもあります。
ホームページはこちら。
パレルモ大学のこちらのwebページでは、バール・アルバのアランチーネをこう紹介しています。
「アランチーニの発明者と言われるイスラムの太守が今も生きていたら、バール・アルバのアランチーネを買うだろう。
サンタ・ルチーアの日(解説)、バール・アルバでは、17人の職人が朝の5時から晩まで15分に60個のペースで揚げて、計40,000個のアランチーネを作る」
店では普段でも、15分ごとにアランチーネをラードで揚げているのだそうです。
こちらのシチリアの情報サイトでも、「アランチーネの神様がいるなら、きっとバール・アルバに住んでいるにちがいない」と大絶賛。
一方、バール・ローザネーロも、バールでパスティッチェリーア。
ホームページはこちら。
最後に、アランチーネのリチェッタをどうぞ。
こちらのサイトのものです。
アランチーネ LE ARANCINE DI ROSANERO- PALERMO |
材料:20個分 米(ローマ;半長粒でやや煮崩れやすい)・・1kg 水・・2リットル バター・・100g ローリエ・・2枚 ナツメグ 固形ブイヨン・・3個 サフランパウダー・・2袋 ・大きな鍋に水を入れて火にかけ、米、バター、ローリエ、ナツメグ少々、ブイヨン、サフランを加える。 ・かき混ぜてバターとブイヨンを溶かし、米が水分を全部吸うまで煮て冷ます。前日に作ってもよい。 |
肉とグリーンピースの詰め物(ラグー); 子牛肉挽肉・・1kg 玉ねぎ・・1個 にんじん・・2本 太いセロリ・・2~3本 トマトソース・・150ml 辛口白ワイン・・1/2カップ ナツメグ 小粒の冷凍グリーンピース・・1パック EVオリーブオイル・・50ml 塩、こしょう ・玉ねぎ、にんじん、セロリをすりおろして鍋に入れ、油を加える。 ・これを火にかけてしんなり炒め、挽肉を加えて炒める。 ・ワインをかけてアルコール分を飛ばす。 ・トマトソース、ゆでたグリーンピース、ナツメグを加えて塩、こしょうで調味し、煮る。 ・水気はできるだけ少なく仕上げ、余ったら取り除く。 |
アル・ブッロの詰め物; 小角切りにしたハム 小角切りにしたモッツァレッラ ベシャメル ・材料を混ぜる。 |
ビターチョコレートの詰め物; 小角切りにしたビターチョコレート |
衣; 細かいパン粉 0タイプの小麦粉(精製がやや粗い軟質小麦粉) 水 ・小麦粉と水を混ぜて濃いめの衣にする。 ・足りなくなったら粉と水を足す。 |
仕上げ; ・片方の手のひらに水をつけ、冷めたリゾットをテニスボールよりやや大きめに丸めてのせる。 ・これを広げ、詰め物を1種類のせて閉じる。 ・衣とパン粉をまぶす。 ・鍋にアランチーネを覆う量の揚げ油を入れて熱する。 ・アランチーネにもう一度パン粉をつけて揚げる。 ・チョコレート入りには食べる前に砂糖を散らしてもよい。 ・アル・ブッロはベシャメルなしでもよい。 |
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関連誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2008年3月号
アランチーネを含む“パレルモ”の記事の解説は、「総合解説」'08&'09年3月号に載っています。
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