2021年6月8日火曜日

ホンビノス貝はタルトゥーフィ・ディ・マーレだった。

TVを見ていたら、なんだか見たことがある貝が映っていました。
イタリア語ではタルトゥーフィ・ディ・マーレ   tartufi di mareという貝です。
トリュフに姿が似ているのでこう呼ばれるのですが、日本語にすると名前が長いなあ、といつも思っていました。日本では、ホンビノス貝というそゔてす。日本語の語源はビーナスだとか。
イタリア人よりロマンチックだね。

外来種だけどアサリやはまぐりに似て、味が良い、とのこと。
地中海の各地で採れて、プーリア、カンパーニア、シチリアでは知られている貝。
アサリより存在感が強い貝。


貝を開けるときは半分に切らないように・・・。
イタリアでも人気の貝。両者の学名はMercenaria mercenaria。これは間違いないですね。
アサリに似ているので、タルトゥーフィ・ディ・マーレのスパゲッティは誰もが思いつく料理。
下の料理はさらに誰もが思いつきそうなもの。貝ときのこのタルトゥーフォのスパゲッティ。
確かにアサリとトリュフを組み合わせようとはあまり思わない。
タルトゥーフィ・ディ・マーレは貝柱を切って開けるだけじゃなく、アサリのように熱して開けています。開いたらすぐに取り出して汁は濾します。
この人はナポリ料理に詳しい人で、アルティジャナーレのパスタというときに、いつもブロンズのダイスを通したパスタ、と言います。
半分火が通ったパスタを貝の汁に加えてマンテカーレしパスタがアルデンテになったら火を止めて貝を加えます。
仕上げにイタリアンパセリのみじん切りを散らします。さらにサマートリュフをスライスしてかけて出来上がり。


下の動画はミラノのレストランでのサーブ方法。
大きな貝なので、貝のプラトーの1品にするようですね。食べ方も、どちらかというと牡蠣の扱いに近いかも。

スパゲッティの本なら、イタリア料理アカデミー元会長の気さくな本、『スパゲッティ・アモーレ・ミオ

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