2022年2月5日土曜日

大地震で崩壊した後、中世の街からモダンな後期バロックの街として美しく再建され、世界遺産になったバル・ディ・ノートからは、豊かな食文化も生まれた。


昨日の料理、スカッチャは、イブレイ山地のふもとの、ラグーザやモディカ地方に広まっているストリートフードでした。
この地方はVal di Noto/ノートの谷とも呼ばれます。
後期バロックの街として世界遺産にも認定されています。


1693年の大地震で破壊された後に後期バロックの街として見事に復興したバル・ディ・ノートは、2002年にユネスコの世界遺産のリストに入っています。
バル・ディ・ノートは、新しい文化やアートの発祥地となっただけでなく、個性的な食文化も生みだしました。この地方の中でも特に有名なのがモディカModicaとラグーザRagusaという隣同士の街。
イタリア料理に興味がある人なら、モディカの名物はすでにご存じ。
そう、チョコレートです。

陶器好きの間では外せない街は、カルタジローネcaltagirone。


下の動画は大聖堂の近くにあるラグーザで一番有名なパン屋、パニフィチョ・ジュンマーラpanificio giummarraの店主。
この店のスカッチェ・カザレッチェはお勧め。
店の詳細は(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ5月号P
16にあります)

ラグーザの大聖堂

シチリア各地にワイナリーがあるプラネタはノートにもぶどう畑がある。 『‎‎シチリア/クチーナ・ディ・カーザ・プラネタ‎‎』‎

次回はモディカのチョコレートの話。




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