パレルモやカターニアといったシチリアの街ではなく、プーリアの小さなバロックの街。
私は行ってみるまでほとんど何の知識もなかったのですが、大聖堂を見て半日ほどぶらぶらしたら、大好きになっていました。
学生が多く、若々しい活気に満ちた街で、人情も温かく、食べ物も美味しくて、南のフィレンツェと呼ばれています。
地理的にはアテネとフィレンツェの中間にあるという、ギリシャ、アラブ、フランス、スペインの影響を受けた街ですが、料理の主役は間違いなく農民です。
あれこれ説明するより、とにかく一度訪れてバールにでも入って何か食べてみてほしい街です。
そうそう、レッチェのドゥオモはライトアップされると素晴らしいので、夜訪れることをお勧めします。
レッチェのリチェッタ(CIR6月号P.16)は、アンティノーリグループのカンティーナの高級リゾートホテル、トルマレスカ農園のプーリア名物の二度焼きパン、フリゼッレがベース。
バロックの街は、ラグーザやモディカ、ローマなど、イタリアにはたくさんあるけれど、ライトアップされたレッチェのドゥオモは強烈なインパクトを私に残しました。
昼間見たのに、夜見たらあまりの感動に、その後、何度も見に通いました。巨大なのに狭い街の一角にぎゅうぎゅうに詰め込まれていて、全貌を写真におさめることもできないドゥオモの姿を印象に残そうと、夢中で見つめていたっけ。夢の中にいたみたいな体験でした。
お勧め地方料理書、
“グリバウド・グランデ・クチーナ・レジョナーレ・イタリアーナ”シリーズスローフードの『イタリア・イン・クチーナ』写真の2019年版は売り切れたので、2020年版を取り寄せます。表紙のデザインは若干変わっていますが内容は同じです。
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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』
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