2024年6月3日月曜日

フィレンツェのトリッぺリア・ポッリー二は今やイタリアのストリートフードの象徴。

(CIR2月号)のグルメガイド、今日はフィレンツェのストリートフード編です。
フィレンツェに行くまでは、この街のストリートフードのことなんて何も知らなかったけど、行ってみると、繁盛している屋台を度々目にして、結局好奇心から口にすることになります。
 この街にやってくる海外からの観光客の中でも、私が全幅の信頼を寄せていたのが、スイス人やドイツ人です。彼らの情報は、さすがは隣国の住人だけあって詳細で専門的。聞いたこともないフィレンツェの食べ物のことをよく知ってる彼らの情報源は謎に満ちていましたが、ドイツ人が集まる店は無条件で信頼していました。
そんな観光客に人気の屋台の一つが、ランプレドットの屋台。
これがどんな食べ物か、当時は想像もできなかったのですが、とにかく繁盛してたので、すごく気になってました。フィレンツェに行くまで、聞いたこともなかった食べ物の一つが、ランプレドット。とは言え、当時はストリートフーが何のことなのかも知らなかったはず。今なら信じられないけど、昔は歩きながら食べる、という概念もなかったのです。若者にとっては毎日がカルチャーショックでした。
フィレンツェのランプレドットの有名店、今やイタリアのストリートフードのアイコンになった屋台、トリッペリア・ポッリー二。サンタンブロージョ市場の近くにあります。この店の合言葉は「Olio o verde?」パンはバニャートとアッシュットがあります。経営者は1日10~11時間働いた、と語ります。

ランプレドットは牛の第4胃。トリッパをサンドイッチにするという発想自体、なかったなあ。今では外国人観光客でもトリッパが牛の胃袋だと知っているほど有名になりました。

(CIR2月号P.25)の伝統的フィレンツェ料理のリチェッタの1品目は、トリッパ・アル・スーゴ。トリッパのトマトソース煮ですが、ランプレドットはゆでたトリッパで作ります。



フィレンチェのトリッパの話には欠かせない店は、トリッぺリア・ボッリー二ともう1軒あります。チプレオです。その話は次回に。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
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トリノの新聞、ラ・スタンパにスパゲッティ・ボロニェーゼが初登場したのは1898年。ロサンゼルス・タイムズは1925年。

(CIR5月号)の《スパゲッティ・アッラ・ボロニェーゼ》の記事は、スパゲッティ・ボロニェーゼは、ボローニャとナポリというイタリアの2大食の中心地が、トリノで結びついたイタリアの統一を象徴する料理だった、という超ビックリな説でした。『クチーナ・イタリアーナ』というイタリアを代表する...