2024年6月18日火曜日

にんじんとパースニップはよく似た根菜だけど、イタリア語では根菜は“根”と呼ぶ。調味はきんぴらとはまったく違って超地中海風。

(CIR)3月号のリチェッタ、前菜1品目は、“チェーチとアーモンドのクレーマ、根菜とカラザウ添え”。
根菜と訳しましたが、原文はradici。ずばり“根”です。
イタリアンでradiciと呼ばれる野菜は、何でしょうか。そしてどう調理するのでしょうか。
まずこの料理に使われる根菜は、にんじんとパースニップです。しかも各色のもの。
オレンジと紫のにんじん

パースニップ

どうやらイタリアの根菜は、ごぼうよりにんじんのよう。

パースニップvsにんじん

パースニップのロースト

パースニップを細い棒状にして油で炒めるのは、きんぴらと同じ。でも、油はオリーブオイルで、調味はレモンタイム少々のみ。さらに油で炒めたアーモンドも散らします。パーネ・カラザウも割って水にさっと浸し、ピーナッツ油で揚げて添えます。ひよこ豆とアーモンドのクレーマも添えるので、かなり地中海風のきんぴら。

サルデーニャのパーネ・カラザウ。

ひよこ豆のクレーマ

レモンとレモンタイムのスパゲッティ

レモンタイムはリチェッタに頻繁に登場するハーブ。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
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