2024年6月14日金曜日

デニス・ロヴァテルはピッツァイオーロの息子だが、よりによってディープ北部、子供時代を過ごしたベッル―ノに自分のピッツェリアを開いた。


今月は、山のワインの記事がありましたが、夏から冬へと季節が移り変わると、地中海のイタリアの食の中心は、アルプス、つまり山へと移っていきます。ワインの次はピッツァです。山のピッツァだって。何のことでしょう。
山のピッツァという言葉を考え出して最初に使ったのは、デニス・ロヴァテル。

デニス・ロヴァテル

世界のベスト50ピッツァの23位に選ばれ、そして今や、イタリアが注目するピッツァイオーロになりました。
彼のピッツァのリチェッタやバックグラウンドの物語は(CIR2月号P.35~)

デニス・ロヴァテルの山のピッツァ。

山のピッツァは、厳しい冬を過ごす放牧地の自然をそのままピッツァにしたようなもの。
ナポリピッツァとローマ風ピッツァ・イン・パーラのミックス。

ピッツァ・イン・パーラ

カゼルタの街、カイアッツオで世界を征したフランコ・ペペ

ナポリのピッツァイオーロたちに取材した本、「ピッツァ・アルバ・ペゾーネ

デニスが店を開いたのはヴェネト州のドロミテアルプスのふもと、ベッル―ノ。


家の裏は森と山、というナポリから遠く離れた地のピッツァが注目されるのは、なぜか。
以前はナポリの隣街に店を開いて大人気になるとそれだけでも注目されましたが、ピッツァのナポリ離れが進み、一方アルプスの注目度がどんどん高まり、とうとう時代は山のピッツァを生み出しました。これまでも自らの哲学を持つピッツァイオーロがイタリアのピッツァの世界に強い影響を与えてきましたが、今はどうやら彼のようです。

故郷のベッル―ノで足元を固めていたデニスが満を持してミラノに店をだしました。

業務連絡、(CIR)定期購読分、次の3月号発送しました。
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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

現在、2021年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)バックナンバーは、2021年1~12月号です。
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