2024年6月17日月曜日

(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)2022年3月号発売しました

(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)2022年3月号発売しました。
3月号だと、そろそろ春の料理が主役になる季節ですが、今月の春の料理の記事は、《地中海とアルプスの食材の春の料理》。これはイタリア料理界の変化を感じる記事です。
そもそも、“地中海の”春の料理じゃなく、地中海と“アルプス”の春の料理です。去年あたりからイタリア料理はアルプス、または山の料理と地中海料理から構成されている、という意見がとても強くなり、世界遺産に立候補した頃から勢いがついています。
さらに冬季オリンピックも控えているので、まだまだ山の話題は続きそうです。
この記事は、アルト・アディジェの星付きレストラン、ツム・レーヴェンのリチェッタを紹介しています。イカのカルボナーラや料理や子羊肉のコンフィなど、アルプスと地中海が入り乱れています。

ツム・レーヴェンのシェフ、アンナ・マッチャー。

今月の記事も面白かったです。まず地方料理はナポリの《フリッタータ・ディ・スカンマロ》。ナポリ料理の背景は、ほんと楽しいものばかり。この料理にもナポリらしい、軽く笑える背景がありました。

さらに食文化の記事は、《カテリーナ・ディ・メディチ》。
イタリア料理史上の重要人物なので、どんな面白いエピソードがあるんだろう、ぐらいの軽い気持ちで訳していたら、ウルウルしちゃいました。
さらにパスタのリチェッタは、《筋付きか筋なしか》。
パスタの基本とも言える話ですが、これまで常識と思っていたことが、全然違っていたことを知りました。
筋付きか筋なしかはイタリア人の間でも議論のネタ。



そんなわけで、今月の記事は、常識を覆す意外な話の連続でした。詳しくはブログで解説していきます。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

現在、2021年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)バックナンバーは、2021年1~12月号です。
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