今月の(CIR)は、イタリア人から見る現代イタリア料理の歴史的リチェッタからスタート。
イタリア料理が今、大変革の最中にあることがはっきり分かりました。
欧米の人は生魚が苦手で、そもそも生魚を食べる習慣がない、ということは、日本人からするとちっょとショッキングな事実。
記事では、イタリアで生魚を食べる習慣は80年代に始まったとあります。そして生ハムとサラミの盛り合わせの前菜が、エビのカクテルに姿を変えたことを伝えています。さらに、生魚を食べる習慣を広めたパイオニアは、ローマのアルベルト・シアラだと言っています。
アルベルト・シアラのトラステベレのレストランはローマで最高の魚料理を出す店、と評判だった。
生魚を食べることへの抵抗は、安全性が信じられないせい。生魚を食べる脅威は食べる習慣がない人ほど大きいよう。
やがてタルタルやカルパッチョから刺身、寿司へと魚料理が広まっていく。
さらにすごい勢いで生魚に関する知識を吸収中。ちなみにローマのアルベルト・シアラシェフも日本で修業しています。
現状を客観的に見てみると、魚を生で食べることが広まるというのは、トマトが新大陸からイタリアにやってきたときと同じくらいの大革命。スペインの分子料理の次は生魚です。
世界的なその影響力の大きさは、ヌーベルキュイジーヌの次は寿司・刺身。
生魚の普及は、欧米の食文化に革命をもたらしました。イタリア料理がどう変わっていくか、興味が尽きませんが、イタリアにはもうイタリアンを出す回転ずしがあります。
スパゲッティをお箸で食べてます。
リコッタとパルミジャーノをモルタデッラで巻くイタリアン寿司。
生魚料理は日本以外の国にもあります。次はその話。
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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
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