次のお題はグランデ・ファミリア。
イタリアの食品業界の名門一族を紹介する連載記事です。
「総合解説」2019年1/2月号P.11~。
今月のセレブは、ルネッリ一族。
ルネッリグループのwebページはこちら。
ルネッリを有名にしたのは、トレントDOCのスプマンテ、フェラーリ。
フェラーリのwebページはこちら。
世界で一番有名なトレントDOCのスプマンテでエミー賞でもサーブされているそうです。
造っているのはジュリオ・フェッラーリが1902年に創業したカンティーナで、1952年にこのカンティーナを買い取ったのがルネッリ・グループ。
このスプマンテは今やメイド・イン・イタリーの高級品のシンボルで、世界中で評価されている上質スプマンテ。
ちょっとバブリーな響きのある名前のこのスプマンテ、そう言えば、見かける機会が多いような気が。
上の動画によると、グイド・フェッラーリはシャルドネをイタリアに広めてシャンパンに匹敵するイタリアの上質スプマンテ造りを成功させた人物。
イタリアで最初のメトド・クラッシコの造り手。
1902年の創業からちょうど50年後に、子供がいなかったグイドはカンティーナを、トレントのエノテカのオーナーで3人の息子がいたブルーノ・ルネッリに売りました。そして品質を維持しながら生産量を増加させます。
こうしてフェラーリのスプマンテはルネッリの息子たちに受け継がれました。
フェラーリのスプマンテは現在3代目。
私はワインは素人ですが、好奇心から口にしたフェラーリのスプマンテが強烈すぎて軽くトラウマになり、それ以来、お高い超辛口のスプマンテより、ほんのり甘口の微発泡のワインのほうが好き、というおこちゃま庶民路線の自分の味覚を認識しました。
カンティーナ・フェラーリ↓
グイド・フェッラーリの物語は途中からルネッリ家と強く絡まっています。
造り手のフェッラーリとビジネスのルネッリの融合は、大成功だったようです。
人を見る目もあったんですねえ。
ワインガイドのアドボケートで98点を獲得したジュリオ・フェラーリ・ロゼ↓
そのお披露目パーティーの舞台はトレントの中心部にあるミシュラン星付きレストラン、ロカンダ・マルゴン。
元はブルーノ・ルネッリの妻が住んでいた邸宅でルネッリ一族はクリスマスのチェノーネなど年に数回ここに集まる。
アルフィオ・ゲッツィシェフ↓
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