今月のグランデ・ファミリアはトレントのスプマンテ長者、ルネッリ家でした。
なので、料理も当然、トレントの料理、つまり、トレンティーノ・アルト・アディシェの料理です。
トレント↓
スッドチロル(チロル地方のオーストリアの部分)↓という名前でも知られる地方。
イタリアの北の端にある州で、小さい割には州名がめちゃ長い。
しかも、トレンティーノ・アルト・アディシェの食文化の本は、いくら読んでも、内容がまったく頭に入りません。
それもそれはず、固有名詞がほぼドイツ語なんです。
背景を理解するために最低限の歴史は知っておこうと思っても、ナポレオンやらオーストリアやらが入り乱れて、あまりにも複雑で、足を踏み入れてはいけない場所としか思えません。
公式言語は3つもあります。
主要な言葉はオーストリアドイツ語。
つまり文化のベースはオーストリアドイツ系で、
今まで学んできたイタリア料理の知識が役に立たない!
複雑なトレンティーノ・アルト・アディジェの歴史↓
大体5分で脱落。
という訳で、トレンティーノ・アルト・アディジェ料理の本は、最後まで読み終えた記憶があリません(www)。そもそもスッドチロル(オーストリアとの国境の山岳地帯)の人は自分たちがイタリア人だと思ってない。
でも、ドイツ料理に興味がある人なら、イタリア国内で両方を体験できるなんて、かなり面白い。
それでは、「総合解説」2019年1/2月号の料理(P.11)です。
1品目は粉ものから。トレントのカーニバルの始まりの日、ジョベディ・グラッソ(翌日から肉食を断つ断食が始まる)の料理、スマカファム。
断食前に食べる最後のこってりした1品で、ほぐしたソーセージ入りの生地にソーセージの輪切りをトッピングした、見るからにこってりした料理です。
スッドチロルの人の豚肉愛が伝わってきます。
トレントのトラットリアで働くアンナのおじいちゃんのリチェッタのスマカファム↓
「総合解説」
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