今日のお題はピアディーナなんですが、今まで何度も書いてきたので、もうそろそろ書くこともないかな・・・。
今日はイタリアの料理史研究家、ピエロ・メルディーニさんの考察でも。
昔は、ピアディーナは農民にとってのパンだった。
材料は小麦粉やとうもろこしの粉と水。
祭りや田舎を訪れた都会人のためにはラードを加えたリッチなバージョンを作った。
最近の豪華なバージョンでは重曹やイーストを加える。
さらに牛乳、砂糖、蜂蜜、卵、白ワイン、レモンの皮を加えたり、ラードの代わりにオリーブオイルを使う。
伝統的なピアディーナは焼き立てをくし切りにして熱いうちに食べる。
軽いラードの風味があるのでワインを飲みながらそれだけを味わっても美味しい。
具は無数にある。
定番の具はフレッシュチーズのスクアックエローネ・ロマニョーロ、カプリーノ、カチョッタ、ペコリーノ、ブッラータ、クラテッロ・ディ・ジベッロ、サン・ダニエーレの生ハム、モルタデッラ、サラミ、ラルド、サルシッチャ、炒めたりグリルした野菜、フリッタータなど。
珍しいところではスモークサーモン、マグロ、ボッタルガなどの魚類も合う。
肉、パテ、ポレンタも具になる。
さらにジャム、蜂蜜、チョコレート、ヌテラなどの甘いピアディーナもある。
おすすめのワインはロマーニャの土着品種ピニョレット種のぶどうから作る微発泡性の白ワイン。
ピアディーナのための白ワインで、産地が同じでピアディーナの香ばしさとよく合う。
ポローニャの代表的アペリティーヴォ。
ピニョレット↓
ピアアディーナのリチェッタが載っているおすすめの本は
スローフードのスクオラ・ディ・クチーナ”シリーズ『パーネ・ピッツェ・フォカッチェ』
「総合解説」
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