さて、今月のワイン、ラーゴ・ディ・ボルセナです。
エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネの名前もボルセナ湖の名前も知っていたけど、両者はセットだったんですねー。
とても変わったワインの名前の由来は超有名なので今さら語るまでもないとは思いますが、一応。中世の時代のこんな逸話が言い伝えられています。フラマンのワインが大好きな高位聖職者、ヨハネス・デフクが1111年に神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世のお供でローマまで旅した時に、従者に美味しいワインを出す宿屋を見つけておくように、という司令を出しました。従者はモンテフィアスコーネでそんな宿屋を見つけて、ここ!と書いて知らせたというわけです。
こんな逸話と一度聞いたら忘れられなくなるワインの名前を考えだしたモンテフィアスコーネの名も知らぬ天才プロデューサーのおかげで、このワインは後の世まで広く語り継がれる名物ワインとなったのでした。
モンテフィァスコーネはボルセナ湖畔では農家のデイリーワインで、ぶどうはイタリア中で栽培されているトレッビアーノ・トスカーノ、マルヴァジア・ビアンカ・トスカーナ、トレッビアーノ・ジャッロの3種を皮に浸漬して造ります。
緑がかった麦藁色で、草や花のような香りがあり、ドライでフレッシュな味の、後味にアーモンドの風味があるワイン。
エネルギッシュな味が特徴で、前菜、湖の魚の料理やラツィオのプリーモ・ピアットによく合います。
モンテフィアスコーネ。
モンテフィアスコーネの共同カンティーナ。
ボルセナ湖の代表的魚、コレゴーネ。
コレゴーネのカルパッチョAntipasto di COREGONE al Limone
『ドルチ・デル・ソーレ』『ピエトロ・パリージ』
コレゴーネのレモンマリネにルーコラとパルミジャーノの薄片を添えた1品。
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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』
『ピエトロ・パリージ』
/クオーコ・コンタディーノ
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