には、【ペースト・アッラ・ジェノベーゼpesto alla genovese】はリグーリアを代表する伝統的ソースで、ベースはバジリコ、にんにく、ペコリーノ・サルド、パルミジャーノ、粗塩、EVオリーブオイル。無数のバリエーションがあるが、リビエラ・ディ・レバンテでは松の実を加える。
美味しいペーストを作るには、材料の品質は最上のものでなくてはならず、バジリコの葉は若いもので切ってから時間の経っていないもの、にんにくはとてもマイルドなインペリア県のベッサリコVessalico産のもの。チーズはフィオーレ・サルド、オイルはリビエラ・リグレの上質のもの、松の実はイタリア産。
伝統的に大理石の乳鉢ですりつぶして混ぜる。
パスタにかける場合、典型的なパスタはトレネッテtrenette、トロフィエッテtrofiette、ラザーニェlasagne。
一番伝統的なペーストのトレネッテにはさやいんげんとじゃがいも、パスタのゆで汁を加える。
ペーストのパスタはリビエラ・リグレの経済的な料理がルーツなので、古いリチェッタではチーズの皮を使った。
この料理のキーワードはリビエラ・リグレの香り。
そしてリビエラ・リグレのオリーブオイル。
リグーリアのオリーブといえばタッジャスカですが、リビエラ・リグレは数種類のオリーブから搾ります。
タッジャスカの収穫
ペーストといえばジェノバ。
ジェノバは極東に行こうとしてアメリカを発見した人、コロンブスの故郷。
その逆をやる日本人は、何を発見するでしょうか。
そう言えば、昔はペーストは乳鉢で気長にすりつぶしていましたが、これは現代の生活では完璧に無理。
というわけで、今はもっぱらミキサーを使います。
それでも、伝統至上主義派にとって、乳鉢を使うことはとても大切。
今では、乳鉢で作ったペーストは、ペースト・アッラ・モルタイオ
pesto alla mortaioと呼んで、伝統芸能のように保護しています。
ペースト造りコンテストのチャンピオンのペースト。
最後はタッジャスカオリーブオイル入りのリグーリアのドルチェ。ストロッシャ/Stroscia。
材料/
00番の小麦粉・・500g
セモリナ粉・・125g
ベーキングパウダー・・1/2袋
レモンの皮のすりおろし・・大さじ1/2
ベルモット・・1カップ
タッジャスカのEVオリーブオイル
・材料を混ぜ、さらにオイルを加えながらこねて均質の生地にする。
・型に入れて指で広げて敷き込み、グラニュー糖をたっぷり振りかける。
・180℃のオーブンで30分焼く。
・冷めたら手で割る(ストロッシャーレstrosciare)
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