2022年11月10日木曜日

グラッパは農民が創り出した贅沢品。

今日のお題はグラッパです。
北イタリアが誇る蒸留酒、細かく言えば、トレンティーノ・アルト・アディジェ地方のシンボル的名産品です。トレンティーノのグラッパはイタリア全体のグラッパのわずか8%です。でもトレンティーノの・グラッパの造り手は、量じゃない、質だ、と胸を張ります。そう、まぎれもないアルティジャナーレな製品なのです。
グラッパはぶどうから造ります。
というか、トレンティーノDocワインになるぶどうの絞り粕から造ったグラッパのみが、正真正銘グラッパ・トレンティーナになります。ちなみにぶどうの絞り粕以外にも、例えばりんごやくるみからもグラッパはできます。
絞り粕はヴィナッチャvinacciaと呼びます。

グラッパの作り方

トレンティーノのワイン

ヴィナッチャを発酵させて沸騰させ、その蒸気を濃縮し、冷やして造る。
グラッパは農民が創り出した贅沢品。
ヴィナッチャ。

トレンティーノ・グラッパ協会の副会長の会社、1949年創業のマルツァルドのグラッパ


トレンティーノのワインになる主なぶどうはマルツェミーノmarzemino。白肉やきのこに合う、秋の料理にぴったりの赤ワイン。冬の暖炉の火に合うのはテロルデゴ。
トレンティーノのワインと料理


イタリアの最高のグラッパはモスカートのグラッパだそうで。
モスカートのグラッパは澄んだ香りでアロマのある魅力的な味。

トレンティーノのストラーダ・デル・ヴィーノ。


次回はトレンティーノの料理。


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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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