2021年4月24日土曜日

ニョッコ・フリットはティジェッラの系列のフォカッチャに匹敵するイタリアの粉もの。

今日はニョッコ・フリットgnocco frittoのリチェッタをと思って調べてみたら、過去に度々訳していたことに気が付きました。ランブルスコが大好きなので、ニョッコ・フリットにも大いに興味があったようです。
ニョッコ・フリットは、別名トルタ・フリッタtorta frittaと呼んだりもするようですが、ニョッコ・フリットの楽しげな語感はいいですよねー。
ちなみにニョッコ・フリットはエミリア・ロマーニャのストリートフード。
その点からも、ピッツァやフォカッチャに匹敵する粉ものではないでしょうか。
イブレアのニョッコ・フリットの屋台↓

ストリートフードと言えば、お勧めの本は、『ストリート・フード・アッラ・イタリアーナ

ニョッコ・フリットは他にも別名があり、その一つはクレシェンティーナcrescentina。
上記の本にはこの名前で載っています。
本によると、クレシェンティーナは、ティジェッレの一種。
ティジェッレと同じ型で焼いていました。
クレシェンティーナという名前は膨らむところからつけられました。
クレシェンティーナ↓

上の動画の“ケルセンタchersenta”のクレシェンティーナのリチェッタは本に載 っているので訳してみます。
材料/8~10枚分
 0番の小麦粉・・500g
 水・・230~250ml
 生イースト・・15g
 ラード・・40g
 塩・・8g

・水を温めてイーストを溶く。
・ふるった小麦粉、溶いたイースト、ラード、塩を10~15分こねて弾力のある生地にする。
・丸めて湿らせたふきんで包み、最低2時間発酵させて2倍にふくらませる。
・生地をガス抜きして10分休ませる。
・8~10個に丸めて打粉をした台で綿棒で厚さ0.5cm、直径10cmに伸ばす。
・電動のティジェッラの型かフライパンで200℃で3~5分焼く。
・熱いうちに厚さを半分に切り、定番の“ペースト”(にんにく、ローズマーリのみじん切りと一緒に叩いたラルド)、おろしたパルミジャーノをはさむ。

モデナの人が得意な、豚の脂身を味わう料理ですね。
ティジェッレ↓

明日はティジェッレです。

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