今日はニョッコ・フリットgnocco frittoのリチェッタをと思って調べてみたら、過去に度々訳していたことに気が付きました。ランブルスコが大好きなので、ニョッコ・フリットにも大いに興味があったようです。
ニョッコ・フリットは、別名トルタ・フリッタtorta frittaと呼んだりもするようですが、ニョッコ・フリットの楽しげな語感はいいですよねー。
ちなみにニョッコ・フリットはエミリア・ロマーニャのストリートフード。
その点からも、ピッツァやフォカッチャに匹敵する粉ものではないでしょうか。
イブレアのニョッコ・フリットの屋台↓
ストリートフードと言えば、お勧めの本は、『ストリート・フード・アッラ・イタリアーナ』
ニョッコ・フリットは他にも別名があり、その一つはクレシェンティーナcrescentina。
上記の本にはこの名前で載っています。
本によると、クレシェンティーナは、ティジェッレの一種。
ティジェッレと同じ型で焼いていました。
クレシェンティーナという名前は膨らむところからつけられました。
クレシェンティーナ↓上の動画の“ケルセンタchersenta”のクレシェンティーナのリチェッタは本に載 っているので訳してみます。
材料/8~10枚分
0番の小麦粉・・500g
水・・230~250ml
生イースト・・15g
ラード・・40g
塩・・8g
・水を温めてイーストを溶く。
・ふるった小麦粉、溶いたイースト、ラード、塩を10~15分こねて弾力のある生地にする。
・丸めて湿らせたふきんで包み、最低2時間発酵させて2倍にふくらませる。
・生地をガス抜きして10分休ませる。
・8~10個に丸めて打粉をした台で綿棒で厚さ0.5cm、直径10cmに伸ばす。
・電動のティジェッラの型かフライパンで200℃で3~5分焼く。
・熱いうちに厚さを半分に切り、定番の“ペースト”(にんにく、ローズマーリのみじん切りと一緒に叩いたラルド)、おろしたパルミジャーノをはさむ。
モデナの人が得意な、豚の脂身を味わう料理ですね。
ティジェッレ↓明日はティジェッレです。
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