ニョッコ・フリットgnocco frittoからストリートフードの横道に入って、クレシェンティーナcrescentina、ティジェッラtigellaと来ました。
ここで、エミリア・ロマーニャのストリートフードの王様の登場です。
ピアディーナpiadinaです。
本で紹介している有名店のリチェッタを動画で見ることができます。
ラード入りの薄焼きパン。
初めてイタリアに足を踏み入れるよりも前に、ピアディーナを食べていたことは覚えています。
確かミラノの空港で、トランジットの間に口にしました。
思えばこれが、初めてのイタリアの食の体験だったかも。
もちろんピアディーナの詳しい知識は何もありませんでした。
材料/
《生地》
小麦粉・・500g
ラード・・100g
塩・・8g
重曹・・3~4g
水・・200~240ml
《具》
ルーコラ
生ハム
クリームチーズ
パルミジャーノ
ミニトマト
・小麦粉をフォンタナに盛り、塩、ラード、水(少しずつ)を加えてこねる。水を全部吸ったらこねてなめらかな締まった生地にする。
・100~150gに分けて丸め、布巾で覆って15分休ませる。綿棒で厚さ3mmの円形に伸ばす。
・生地が膨らまないようにピケし、フライパンで片面2~3分ずつ焼く。
・クリームチーズを塗り、ルーコラ、生ハムなどをのせる。スペック、プローボラ・アッフミカータ、温野菜、削ったパルミジャーノなどでもよい。
その見た目から、クレープやトルティーヤみたいなものだろう、と思い込んでいて、薄い生地の間に、エミリア・ロマーニャの特産物が挟まれているなんて、考えてみたこともなかったのでした。
パンより発酵時間が短く(元々は発酵させなかった)、オーブンでなくテストというテラコッタのホットサンドメーカーのような道具で焼くので気軽に作ることができました。
確かに上の動画ではイーストは加えていません。
ピアディーナのアレンジ各種。
4つ折りピアディーナ、一箇所をハサミで切り、4つの具を載せて四つ折りにする。
油を引いたフライパンで焼いてチーズを溶かす。
ピアディーナに生ハムとルーコラをはさむのは、相性バッチリの組み合わせ。
この組み合わせがどこで生まれたのかはわかりませんが、生ハムは、エミリア・ロマーニャのポー河流域が発祥地。
生ハムはパルマの名産品と思いがちですが、モデナにも、モデナの生ハムがあります。
モデナの生ハムはパルマの生ハムに比べて生産量が1/100という少なさ。簡単にはお目にかかれないから、モデナで食べとかないとなあ。
モデナの生ハム↓
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