2021年4月28日水曜日

私の体にはレモン汁が流れていると語るアマルフィの英雄、ジジーノ・アチェート。

今日のお題はアマルフィのレモンです。
記事は今月の「総合解説」P.13をご覧ください。

アマルフィはたしかにパラダイスのようなところだけど、急斜面の狭い段々畑でレモンを栽培するのは、きつい仕事。
でも、働いているのはみんな老人。

アマルフィのレモンを世界的に有名にしたジジーノ・アチェート(83)は、アマルフィの英雄と呼ばれている。↓
ジジーノ・アチェートの農園ではレモンの収穫体験や料理教室を行っている。
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レモン畑を中心にアマルフィを見ると、まったく別の姿が見えてくる。

この動画のリポーターはサルバトーレ・デ・リーゾ。
アマルフィを代表するこの地方の食文化の報道官でサポーターのパスティッチェーレ。

彼の本、『ドルチ・デル・ソーレ』にもアマルフィのレモンのことはたっぷり書いてある。
このレモンは、日本で口にすることができるレモンとは全く別のもの。その味は想像を超えているので、アマルフィに行ったら絶対食べておかなくては。

アマルフィのレモンの皮の下の白い部分を見ると、
チェードロに似ているなあ、と思う。
チェードロはカラブリアの特産柑橘果実でレモンとのハイブリッド種もあるが、地元以外ではあまり知られていない。
チェードロの主な品種↓
アマルフィのレモンとのハイブリッド、ヴェルデッロは残念ながら登場せず。

皮の下の白い部分は苦いので皮をむく時にこの部分はつけないようにするとどの本にも書いてあるが、アマルフィのレモンのワタは実と同様に扱って食べる。

代表的なレモンの品種

レモンのつぼみも添えながらの動画は、レモンの産地ならではのもの。
イタリアのレモンの品種の豊富さは驚き。



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