2020年11月20日金曜日

殺し屋のスパゲッティは鉄のフライパンで情け容赦なく強火でスパゲッティを炒める。焦げそうでも殺し屋の冷静さと忍耐力が要求されるのだ。

今日のお題はプリーモピアット。今月の「総合解説」P.5の料理です。
スパゲッティなんですが、料理名がやたらカッコイイ。
“アサシンのスパゲッティspaghetti all'asssassina”だって。
初めて聞きました。
聞いたこともない料理だったのに、逆にnetには情報があふれていてビックリ。
普通、プーリアなど南伊の地方料理の動画は数が少ないので探すのが大変なんですが、この料理はどうしたんだというくらいたくさんありました。

最初にわかったのは、どうやらプーリアのバーリの料理、ということ。
バーリにはこの料理のアカデミーまであって普及保存に取り組んでいる人たちがいるそうです。
ノンナが作るような歴史の古い、残り物を有効利用する料理です。
なぜアサシン(殺し屋)のスパゲッティという名前なのかというと、下の動画のUP主によると、乾麺のスパゲッティを強火で熱した鉄のフライパンでこんがり炒めるので、その様子が情け容赦のない殺し屋の仕業のよう、というらしいです。↓
焦げそうでも触らない殺し屋の忍耐力と冷静さを要求される料理。

焼きそば焦がすとこんな料理になるよね。
バーリのおばあちゃんたちが殺し屋になった気分でこの料理を作っていたのかと思うと笑える。
下の動画の主によると、60年代初めにバーリのアル・ソルソ・プレフェリートという店で考え出されたのだとか。その後長く忘れ去られていたのが、最近になって、人気ミステリーのタイトルに使われたりして再注目されたらしいです。


モンタルバノのプーリア版と言われているらしい。



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