今日紹介するのは自らを農民料理人(cuoco contadino)と名乗り、ベスビオ山のふもとのパルマ・カンパーニアで、土にまみれて地元の農民と一緒に野菜を作りながら、1つ星のリストランテ・エーラ・オーラで料理を提供しているピエトロ・パリージシェフの本、『ピエトロ・パリージ』
ピエトロ・パリージ(エーラ・オーラのwebページ)
本の“9月SETTEMBRE”という章には、
9月はくるみやヘーゼルナッツの季節だ。
カンパーニアの一部では、数十年前まで、これらの産物は農家の大切な収入源だった。ところが、外国産のくるみやヘーゼルナッツが市場に入ってくるようになり、勢いが弱まった。
子供の頃、祖父と一緒に畑でくるみやヘーゼルナッツの収穫を手伝っていた私には悲しいことだ。収穫は家族総出のイベントで、家族が一つになる大切な仕事だった。
ソレント(カンパーニア)のくるみの収穫
この季節になると母が作ってくれたくるみとヘーゼルナッツのスパゲッティがすぐに思浮かぶ。
シンプルなスパゲッティだが、油と他の食材のバランスを取るのがとても難しい料理だった。
材料/4人分
スパゲッティ・・500g
くるみ・・100g
ヘーゼルナッツ・・100g
にんにく・・1かけ
唐辛子・・1本
EVオリーブオイル
イタリアンパセリ
・パスタを硬めのアルデンテにゆでる。
・にんにく、唐辛子、イタリアンパセリの茎のみじん切りを油でソッフリットにする。
・粗く刻んだくるみとヘーゼルナッツ、パスタのゆで汁少々を加えて7〜8分ソッフリットにし、パスタを加えて1分なじませる。
・イタリアンパセリを散らしてサーブする。
パリージシェフが作るアンチョビとパン粉入りのクリスマスバージョン↓
アンチョビはもちろんチェターラのアンチョビ。
くるみとへーゼルナッツを一緒にソースにするのは知らなかった。
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