2021年3月2日火曜日

シチリアの惣菜店の人気料理、ピッツェッテはシチリア人のソールフード。

ミッソーニ家の料理は、とてもオシャレでした。
オレンジのサラダの次は、ノンナ・ロジータ
のピッツェッテ。
リチェッタは今月の「総合解説」P.20にあります。

ノンナ・ロジータはミッソーニ家のゴッドマザー。
このピッツェッテも鮮やかなミッソーニカラー。
パニーノで作る超簡単な南イタリアの軽食のメインで、
付け合わせは、アサリのズッパ。
前菜はオレンジのサラダ、デザートはチョコレートプディングと洋梨とチョコレートのケーキ。
これ以上無いくらいおしゃれなバカンスの軽食。
地中海のビーチが目に浮かびます。

Pezzette rosseピッツェッテ


材料/
小麦粉・・500g
生イースト・・10g
水・・250ml
砂糖・・12g
塩・・15g
EVオリーブオイル・・60g
トマトのパッサータ・・350g
モッツァレラの小角切り・・250g

・ボールに小麦粉、イースト、水を入れて混ぜ、砂糖、塩、油を加える。台に移してこね、なめらかな生地になったら油を塗ったボールに入れ、ラップで覆って3時間発酵させる。
・軽く打ち粉をした台にあけて麺棒で厚さ4mmに伸ばし、丸い型で抜く。残った生地は再びこねて10分発酵させ、伸ばして丸く抜く。油を塗った天板に並べる。
・トマトのパッサータに塩、こしょう、オレガノ、油を加える。
・生地の中央をくぼませてトマトのパッサータを入れる。モッツァレラの小角切りをのせて油をかけ、オレガノを散らす。200℃のオーブンで15分焼き、熱々をーサーブする。

ピッツェッテはシチリアの惣菜屋の人気メニュー。
ブランカート・クチーナ・シチリアーナ”シリーズの“ルスティケリーア”には、ロスティッチェリーアの料理が載っています。
パレルモ風ピッツェッテというのが一般的なようですが、本の中に珍しく、カターニア風ピッツェッテのリチェッタがあったので訳してみます。

ピツェッティ・カタネージPizzette catanesi

材料/4人分
00番の小麦粉・・500g
生イースト・・25g
ラード・・40g
砂糖
玉ねぎ・・1個
バジリコ・・1房
トゥーマ・・300g
塩漬けアンチョビ・・3尾
EVオリーブオイル
オレガノ
塩、こしょう

・イーストをぬるま湯200mlと砂糖一つまみで溶く。
・振るった小麦粉、ラード、塩一つまみを混ぜて溶いたイーストとぬるま湯少々を加え、こねて弾力のあるなめらかな生地にする。打粉をしたボールに入れて十文字のクープを入れ、布巾で覆って1.5時間発酵させる。
・その間に玉ねぎをみじん切りにして油大さじ3でソッフリットにし、フォークで潰したトマト、ちぎったバジリコ、塩、こしょう、を加えて弱火で20分煮てトマトソースにする。
・生地を数分こねて厚さ5mmに伸ばし、直径10cmのピッツェッテ型に抜く。油を塗って天板に並べる。
・生地の上にトマトソース大さじ1、チーズの小角切り数個、塩抜きして骨を取ったアンチョビ1片、オレガノをのせて油をかけ、220℃のオーブンで15分焼く。
※ハムの小角切り、黒オリーブ、グリーンピース、フンギ・トリフォラーティ、ピーマン、ゆで卵の輪切り、サラミをのせてもよい。

シチリアのロスティッチェリアのピッツェッタ。
シチリアのロスティチェリアの歴史を手振り身振りで喉をガラガラにして熱く教えてくれます↓。
シチリア人はピッッァの話を始めると止まらなくなるようです。
ナポリのピッツァとは別の歴史があり、地域とも固く結びついています。

トゥーマはシチリアの羊乳のリコッタタイプのフレッシュチーズ。




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