2021年3月18日木曜日

シチリアの中でも独特の個性があるエトナのワイン。

エトナ山を取り上げた日に噴火していたなんて、知らなかった・・・。
2021年3月17日の噴火。


標高3000m級の山が噴火するなんて、怖すぎる。
そう言えば、エトナ山は別名、“モンジベッロ”と呼ばれます。
イタリア語の山、“モンテ”と、アラビア語の山、“ジェベル”を組み合わせた言葉だそうです。
2回も山と繰り返すほど特別な山、というわけです。
山の麓でワインを作っているこの地区のトップワイナリー、ベナンティのエノロゴによると、彼の祖父は毎朝窓を開けてエトナ山を眺めては、「モンジベッロが今日はいい天気だと言ってるぞ」とか、「モンジベッロが今日は天気が悪くなるって」と言うのが習慣だったそうです。

ベナンティ↓

エトナはシチリアや世界中のワインメーカーたちの注目の地。大量生産より個性の確立を目指す野心的なワインメーカーが集まっています。
ベナンティのエノロゴによると、エトナワインは、一般的なシチリアワインとは違い、他の州の山のワインに似ているそうです。

豊かで標高の高い火山性土壌と海風の中で育つエトナのぶどう↓

エトナは標高3000m級の山だから、当然山のワインの特徴があるのですね。
ぶどうはシチリアとひとくくりにできないほど特別な環境で熟します。
代表的なぶどう品種はネレッロ・マスカレーゼ。

シチリア/クチーナ・ディ・カーザ・プラネタ』によると、

プラネタのエトナ・ロッソはネレッロ・マスカレーゼ100%。
バニラやアマレーナチェリー、野いちご、花の香りのあるワインで、
きりっとした味の飲みやすい赤。
毎日飲めるワインで、トマトのパスタや肉料理、イカのリピエーノやマグロのインボルティーニなどの魚料理に合うそうです。

エトナと言えばカターニア。英語のかなり専門的な動画が溢れているので、アメリカでエトナワインの一大ブームが置きたことは想像できます。
ベナンティのエトナ・ロッソのテイスティング↓



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