2025年12月2日火曜日

ポルペッテとポルペッティ―ネは、どちらもミートボールでもかなり大きさが違います。

(CIR7月号)から2品目は、“オレッキエッテとポルペッテ”。
オレッキエッテの時点でこれはプーリア料理、と分かります。ちなみに1品目のアブルッツォ料理は“パロッテ”でした。パロッテもポルペッテも、どちらもミートボール。

アブルツォの肉が入らないパンのパロッテ。

サレント風(プーリア)タコのポルペッテのフリット。

大きなミートボールがごろごろ入ったスパゲッティはアメリカ人が大好き。

イタリア人がスパゲッティに合わせる時は、小さなポルペティーネ。さらに言うならキタッラです。
ポルペッティ―ネのキタッラ。

キタッラと言えばアブルッツォ料理。この道具は1860年に生まれました。中央~南イタリア(ラツィオ・アブルッツォ、モリーゼ、プーリア、カンパーニア)に普及しています。
この道具で作ったパスタはスパゲッティと呼びます。キタッラというパスタはないのです。断面の四角いスパゲッティとも言ったりします。
ミートボールを小粒にしてパスタをキタッラにすると立派なイタリア地方料理。キタッラにサフランが入っていれば、かなりアブルッツォ風。

アブルッツォのサフラン。

スパゲッティ・アッラ・キタッラ・コン・ポルペッティ―ネ。

でも、今月のリチェッタで紹介しているリェッタは、オレッキエッテとポルペッテ。ミートボールは小粒にするのがイタリア風。オレッキエッテもミートボールに合うパスタだけど、こうなるとプーリア料理。日本語のリチェッタと料理の写真はP.4。

プーリアの食材。

そう言えば、アブルツォはプーリアの隣でした。

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週末はクレアパッソのお薦め本の紹介。
スッド・グランデ・クチーナ(南伊・山・海)』

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ポルペッテとポルペッティ―ネは、どちらもミートボールでもかなり大きさが違います。

(CIR7月号)から2品目は、“オレッキエッテとポルペッテ”。 オレッキエッテの時点でこれはプーリア料理、と分かります。ちなみに1品目のアブルッツォ料理は“パロッテ”でした。パロッテもポルペッテも、どちらもミートボール。 アブルツォの肉が入らないパンのパロッテ。 サレント風(プー...