2025年12月5日金曜日

メカジキのエンパナーダ・アッラ・ギオッタ。

今日の(CIR7月号)の料理は、昨日に続き、魚料理です。今月の料理のテーマは夏のビュッフェ料理。そして料理は“メカジキのエンパナーダ・アッラ・ギオッタ”。(CIR)の日本語のリチェッタと写真はP.9。
まずメカジキ料理という点から、これはシチリア料理だと推測できます。メカジキはシチリアではとても人気の魚。メカジキ漁の伝統がある街や、伝統的な独特なメカジキ漁もあります。もちろん、その街の名物メカジキ料理もあります。アッラ・ギオッタやアッギオッタというのもメカジキ料理の人気の調理方法。

メッシーナ海峡

メッシーナ海峡のメカジキ漁。

メカジキ。

地中海と大西洋のメカジキの違い。

でも、シチリア料理という説がちょっと揺らぐのが、エンパナーダという名前。エンパナーダというのは、スペイン語やポルトガル語で、アラブやスペインが起源のパン生地で包んでオーブンで焼いた料理のこと。スペイン語のempanadillaはイタリア語になると、i'mpanatiとなります。
(CIR)のリチェッタではパスタ・フロッラで包んだ、直径24㎝、高さ7㎝の型を使った大型の料理です。

エンパナーダはスペインやポルトガルの勢力が及んだ世界各地で作られています。

アッラ・ギオッタやアッギオッタは大食漢風、という意味。トマトソース、ケッパー、オリーブ入りのギオッタソースで煮た料理もこう呼びます。

パスタのソースにもなるソース。パッケリのアッラ・ギオッタ。

タコの次はメカジキでした。どちらもシチリアで食べたい魚。

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週末はクレアパッソのお薦め本の紹介。
スッド・グランデ・クチーナ(南伊・山・海)』

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』という地方料理の本としては最高の雑誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。

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メカジキのエンパナーダ・アッラ・ギオッタ。

今日の(CIR7月号)の料理は、昨日に続き、魚料理です。今月の料理のテーマは夏のビュッフェ料理。そして料理は“メカジキのエンパナーダ・アッラ・ギオッタ”。(CIR)の日本語のリチェッタと写真はP.9。 まずメカジキ料理という点から、これはシチリア料理だと推測できます。メカジキはシ...