2023年1月20日金曜日

ベネチアのバーカロでプロセッコのスプリッツ飲むの忘れると、後悔するぞ~。でも注文するのはちょっとハードル高い。

今日のお題はプロセッコprosecco。

実は今月の(CIR)のグルメ旅がトレビーゾ(記事の日本語訳はP.40)だったのでその名産品としての登場ですが、先月の(CIR)には12月になると売り上げが増加するスプマンテの中でも世界的に、特にアメリカで大人気のスプマンテとして登場しました(記事の日本語訳はP.47)。
プロセッコとイタリアの食文化を紹介する動画。
プロセッコでだけでなくイタリアワインの基本情報も教えてくれる動画。

アメリカの人は、たぶんプロセッコによって今まで知っていたのとは違う北イタリアの食を発見したのでしょう。
移民によって伝わった南イタリアの料理とは違う北の食文化です。
スペインの植民地だった南イタリアではなく、オリエントと直結して中央ヨーロッパにも近いベネチアには、まったく別の食文化がありました。
アメリカのグルメたちは、猛烈に北イタリアの食文化を勉強したようです。
そして複雑なプロセッコの背景を理解し、スパークリングワインには、シャンパーニュとは違う制法で造られる上質で安いものがあることを理解しました。
させらプロセッコには、イタリアワイン界の真珠と呼ばれる特別なクリュ、カルティッツェCaltizzeや、傑作と呼ばれるリーヴェRiveがあることを知ります。
そしてプロセッコはアメリカで大人気になりました。

ということはそれだけ熾烈な競争を繰り広げているということで、プロセッコの元祖の造り手を自認するカルペネ・マルボルティは、プロセッコという名前をラベルに初めて記載してから95周年を祝った。

私にとってベネチアの食文化を体験する最高の場は、ベネチアのオステリア、バーカリBacari。
バカリでチケッティをつまみながらスプリッツを飲むのは、ベネチア観光の最初の一歩。

バーカロで味わえるのはチケッティ。

一緒に飲むアペリティーボの定番はスプリッツ。
チケッティはアペリティーボの習慣が生み出した楽しいつまみ。

プロセッコのスプリッツ・アペロール。



ミニサイズのチケッティの本。『ピアッティ・エ・チケッティ・ダ・オステリア

このシリーズにはラディッキオの本もありました。

バーカロは楽しいんだけど、若い世界中の観光客を押しのけてカウンターまで行くだけでへとへとになって、注文するときはドキドキで頭が真っ白でした。
なのでスプリッツのこと、すっかり忘れてた。


=====================================
イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
[creapasso.comへ戻る]
===================================

0 件のコメント:

ズッパ・ディ・ヴァルペッリ―ネは、厳しい気候、痩せた土地、物量が困難な高山地方のご馳走。ズッパの語源はドイツ語の濡らしたパン。

コンテンポラリーな地方料理というテーマで、イタリア各州の名物料理を紹介しています。 このところ、ヴァッレ・ダオスタの料理を取り上げていますが、このイタリアで一番小さな州の料理の話をするなら、まずフォンティーナのことを理解するのが大前提、という訳で、イタリアを代表するチーズの話をし...