2022年4月3日日曜日

エミリア・ロマーニャのストリートフード、トルタ・フリッタ、ボルレンゴ、ピアディーナなどは生ハムやサラミを美味しく食べるための相棒たち。

昨日のお題は、家庭料理の視点から見たニョッコ・フリットでした。
この料理は、エミリア・ロマーニャの伝統的ストリート・フードでもあります。
なので今日は、ストリートフードの人気のお勧め本、『ストリート・フード・アッラ・イタリアーナ』から。

本で紹介している店は、レッジョ・エミリアのA Mangiare。
下の動画はエミリア・ロマーニャのストリートフードのあれこれ。
北イタリアはストリートフードの主役は肉。シチリアあたりのストリートフードとは完全に別物。だけど、これだけ食べたらコレステロールも相当溜まりそう。



レッジョ・エミリア↓

エミリア・ロマーニャのストリートフード、その2、クレシェンティーナ。モデネーゼ、またはティジェッラcrescentina modenese o Tigella。




3品めはボルレンゴborlengo。
モデナ県のグイリアという町の名物。直径40~45㎝のフライパンに小麦粉と水と卵の生地(colla)を薄ーく広げて焼くクレープ系のストリートフード。
具はパンチェッタかラルド、にんにく、ローズマリー。


エミリア・ロマーニャのストリートフードの中でも異色の存在、ボルレンゴ。
からリチェッタを訳してみます。

材料/30枚分
《コッラcolla》
小麦粉・・500g
水・・2~2.5ℓ
卵・・1個
塩・・小さじ1/2

《クンツァcunza》
パンチェッタかラルド・・500g
にんにく・・1かけ
ローズマリー・・1枝
おろしたパルミジャーノ・・250g
豚の皮(ブロック)・・100g

・《コッラ》を作る。たらいにふるった小麦粉、軽く溶いた卵と塩を入れてホイッバーで混ぜながら水を少量ずつ加えてゆるい生地にする。覆いをして冷蔵庫で2~4時間休ませる。
・《クンツァ》を作る。パンチェッタかラルドを叩いて刻み、にんにくとローズマリーのみじん切りを加える。浅鍋に入れて弱火で熱して溶かす。
・専用のフライパン《ソーレsole》がなければクレープ鍋か鉄のフライパンを熱して豚皮の脂を薄く塗り、レードル1杯のコッラを流しいれて底に均一に広げる。
・弱火で焼いて縁は透き通るような、中央は柔らかい円形の生地にし、持ち上げて裏返す。
。すぐにクンツァを塗り、パルミジャーノをたっぷり散らす。
4つに折って熱いうちに食べる。

最後はエミリア・ロマーニャのストリートフードの王様、ピアディーナpiadina。


どれも生ハムやサラミによく合いそうですね。
組み合わせる理想的なワインはランブルスコ・ディ・ソルバーラ。



 
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ピエトロ・パリージ』
/クオーコ・コンタディーノ

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