2022年4月29日金曜日

アンチョビのパルミジャーナとアンチョビのピッツァ。

パルミジャーナ、イワシと見てきて、今日の料理は、アンチョビのパルミジャーナです。
正確にはなすのパルミジャーナにアンチョビを加えたアレンジです。
イワシもなすもシチリアの象徴的な食材で、パルミジャーナは世界的に広まったシチリア料理。当然アンチョビのパルミジャーナがあってもなんの不思議もないです。なすの代わりにアンチョビをはさんだ料理で、リチェッタを見ると、アンチョビをなすのように調理していることがよくわかります。

アンチョビのパルミジャーナ。

きのうの動画でも言ってましたが、アンチョビはなかなか高価な食材。でも、アンチョビの質がポイントなので、上質なものを使います。

ちなみにリチェッタは(CIR7月号P.10)。

上の動画では、アルミのカップを使って1人前サイズのパルミジャーナにしています。縮小系にしてパルミジャニーナparmigianinaと呼んでますね。
Parmigiana di alici/アンチョビのパルミジャーナ
材料/8人分
生のアンチョビ・・500g
なす・・1本
バジリコ・・1房
スカモルツァ・アッフミカータ・・200g
おろしたパルミジャーノ・・50g
ミニトマト・・400g
にんにく・・2かけ
唐辛子、塩、こしょう
ピーナッツ油、上質のEVオリーブオイル

・なすを輪切りにしてざるに入れ、重石をのせてアクを出す。
・油大さじ3~4でにんにくを軽くソッフリットにし、小角切りにしたミニトマト、塩、砂糖少々を加えて15~20分煮てトマトの水分を全部飛ばす。
・なすの水気をふき取り、ピーナッツ油で少量ずつ両面をきつね色に揚げて油を切る。
・トマトソースに唐辛子を加える。
・トマトソースを裏漉しして種と皮を取り除く。
・スカモルツァをスライスする。
・アルミのカップに油を塗り、アンチョビで覆う。トマトソース少々をかけ、なすとスカモルツァ、なす、バジリコ、なすを重ねてはみ出したアンチョビで覆う。トマトソース少々とパルミジャーノをかける。180℃のコンベクションオーブンで長くて10分焼いて表面に焼き色を付ける。
・カップの周囲を切り離して皿にあけ、トマトソース少々をかけてパルミジャーノを散らし、バジリコで飾る。

これがナポリだと、アンチョビバターのピッツァになります。
下の動画はべスト・ピッツァイオーリに選ばれたチーロ・オリーヴァのリチェッタ。

バターはノルマンディーバター、アンチョビはスモークして自家製の塩漬け。


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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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