昨日のお題は、家庭料理の視点から見たニョッコ・フリットでした。
この料理は、エミリア・ロマーニャの伝統的ストリート・フードでもあります。
下の動画はエミリア・ロマーニャのストリートフードのあれこれ。
北イタリアはストリートフードの主役は肉。シチリアあたりのストリートフードとは完全に別物。だけど、これだけ食べたらコレステロールも相当溜まりそう。
エミリア・ロマーニャのストリートフード、その2、クレシェンティーナ。モデネーゼ、またはティジェッラcrescentina modenese o Tigella。
モデナ県のグイリアという町の名物。直径40~45㎝のフライパンに小麦粉と水と卵の生地(colla)を薄ーく広げて焼くクレープ系のストリートフード。
具はパンチェッタかラルド、にんにく、ローズマリー。
エミリア・ロマーニャのストリートフードの中でも異色の存在、ボルレンゴ。
からリチェッタを訳してみます。
材料/30枚分
《コッラcolla》
小麦粉・・500g
水・・2~2.5ℓ
卵・・1個
塩・・小さじ1/2
《クンツァcunza》
パンチェッタかラルド・・500g
にんにく・・1かけ
ローズマリー・・1枝
おろしたパルミジャーノ・・250g
豚の皮(ブロック)・・100g
・《コッラ》を作る。たらいにふるった小麦粉、軽く溶いた卵と塩を入れてホイッバーで混ぜながら水を少量ずつ加えてゆるい生地にする。覆いをして冷蔵庫で2~4時間休ませる。
・《クンツァ》を作る。パンチェッタかラルドを叩いて刻み、にんにくとローズマリーのみじん切りを加える。浅鍋に入れて弱火で熱して溶かす。
・専用のフライパン《ソーレsole》がなければクレープ鍋か鉄のフライパンを熱して豚皮の脂を薄く塗り、レードル1杯のコッラを流しいれて底に均一に広げる。
・弱火で焼いて縁は透き通るような、中央は柔らかい円形の生地にし、持ち上げて裏返す。
。すぐにクンツァを塗り、パルミジャーノをたっぷり散らす。
4つに折って熱いうちに食べる。
最後はエミリア・ロマーニャのストリートフードの王様、ピアディーナpiadina。
どれも生ハムやサラミによく合いそうですね。
組み合わせる理想的なワインはランブルスコ・ディ・ソルバーラ。
=====================================
ブログ『イタリア料理ほんやくざんまい』
イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』
“ブランカート・クチーナ・シチリアーナ”シリーズ
『ピエトロ・パリージ』
/クオーコ・コンタディーノ』
『マンマミーア』
[creapasso.comへ戻る]
====================================
0 件のコメント:
コメントを投稿