今日は、まず業務連絡。
日本に先駆けてイタリアの規制は少しずつ緩和されて、物流が活気を取り戻しつつあります。本も届き始めています。お取り寄せも通常通りになりました。嬉しかったので、とりあえずご報告。
物流関連の皆様、ありがとうございました。
届いた荷物は、いい香りがプンプンしてたので、おしゃれな除菌スプレーもしてもらったようです。
イタリア発でも感染の心配はないしそのような例もありませんが、一応、whoの見解も。
こちらの問21
それでは、届いた本の中から、早速1冊を紹介します。
シチリア料理のミニシリーズ、“ブランカート・クチーナ・シチリアーナ”の1冊、『ルスティケリーア』です。
この小さなシリーズは、シチリアの出版社のもので、シチリア愛が溢れています。
同シリーズからは『ターヴォラ』
と『パスティッチェリア』
『ターヴォラ』はシチリアの伝統的家庭料理。
『ルスティケリーエ』は、シチリアの伝統的惣菜。さらに言えば、ファースフードやストリートフードにも姿を変えるテイクアウできる惣菜。別名、ロスティッチェリア、ターヴォラ・カルダ
初めてこのシリーズの『ターヴォラ』を読んだ時は、シチリア訛りだらけの料理名とマニアックな品揃えに、軽く引いたのですが、読み込んでいくうちに、そのディープさにはまりました。
このシリーズの最大の特徴は、小さくて薄い本なのに、料理をたっぷりギュウギュウに詰め込んで、とても美味しそうな料理の写真までしっかり添えていること。
美味しいものにはとことんごだわって妥協を許さないシチリア人の熱い情熱を感じます。
シチリアのバールのターボラ・カルダ
カターニアのターボラ・カルダ
本のリチェッタから、とりあえず1品。ブロッコリーのグラタンをどうぞ。
ブロッコリーのトルティーノTortino di broccoli
材料/4人分
ブロッコリー・・1kg
リコッタ・・500g
卵・・4個
小葉玉ねぎ・・2本
パルミジャーノ・・30g
パン粉
EVオリーブオイル
塩、こしょう
・ブロッコリーを小房に分けて塩ゆでする。
・水気をよく切り、油大さじ2と葉玉ねぎの輪切りで炒め、ボールに入れて冷ます。
・リコッタを裏漉しし、溶き卵3個を加えて塩、こしょうしてブロッコリーと混ぜる。
・油を塗ったオーブン皿に入れ、溶いた残りの卵をかける。
・パルミジャーノとパン粉を散らし、180℃のオーブンで約20分焼く。粗熱を取ってサーブする。
ブロッコリーのスフォルマート/sformato di broccoli
(ベシャメル入りバージョン)
・ベシャメルにツナを加える。
・オーブン皿に油を引いてベシャメルを広げ、軽く下ゆでして厚くスライスしたブロッコリーを均一に並べて塩をする。
・たっぷりのベシャメルで覆い、パルミジャーノとこしょうを散らす。
・180℃のオーブンで30~40分焼く。
続いてなすのインボルティーニInvoltini di melanane
材料/4人分
なす・・2個
硬くなったパンのクラム・・200g
レーズン・・50g
おろしたペコリーノ・・大さじ2
トマトソース・・1/2カップ
イタリアンパセリ・・1房
バジリコ・・1房
EVオリーブオイル
塩、こしょう
・ナスをスライスしてザルに入れ、塩を散らして30分置く。
a.パンをおろし、ペコリーノ、戻したレーズン、イタリアンパセリとバジリコのみじん切り、塩、こしょう、トマトソースと混ぜる。
・ナスの水気を切ってたっぷりの熱した油で揚げる。シートに広げてaをのせる。
・巻いて油を塗ったオーブン皿に並べ、200℃のオーブンで10分グラティナーレする。熱いうちにサーブする。
ナスのインボルティーニ、シチリア風
「総合解説」
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