まずはパルドゥラスpàrdulas(リチェッタは「総合解説」P.14)
例によって個性的な名前と姿。
復活祭に食べるリコッタのタルトです。チーズ味だけどチーズじゃない、フォルマッジェッレformagelleという別名でも知られています。型は使わないで、1人前サイズの個性的な形に成形します。
サルデーニャ人の職人魂がちらっと見え隠れするドルチェ。
一方、サルデーニャを代表するドルチェは、サアーダスseadas、またはセアーダスseadas
サルデーニャの羊飼い文化に根付いたドルチェで、冬に移牧にでかけた羊飼いが、春になって戻ってきたことを祝う祭りで食べたのがその起源。
移牧の動画は大好きです。
ロバも連れて家族総出で迎える羊たちの到着。
いつまで見ても飽きない。
最後にパルドゥラスがちらっと映ってました。
サルデーニャの羊飼い。漢だぜ。
「カルロ・クラッコの地方料理」
のサルデーニャ料理は、セアーダスとフレーゴラでした。
セアーダスについてはこう語っています。
「セアーダスはサルデーニャの典型的なチーズラビオリで、材料にチーズを使っていながら甘くないドルチェというアイデアが大好きな1品だ。食後の1品としても完璧」
リチェッタはサルデーニャ出身の大親友で優秀な料理人の夫妻のもの。
セアーダス/seadas
材料/8人分
リマチナートのセモリナ粉・・500g
ペコリーノ・フレスコ・・600g
牛乳
ラード・・30~40g
水・・100~150ml
塩
ノーワックスのオレンジとレモンの皮・・各1個分
揚げ油
コルベッツォロ(西洋ヤマモモ)・・セアーダス1個につき1個、大きなものは半分に切る
コルベツォロの蜂蜜・・60g
ワインビネガー・・大さじ1
・セモリナ粉、ラード、水、塩をこねてなめらかな生地にする。
・覆いをして冷蔵庫で2時間休ませる。
・薄くのばして直径6cmの円形に抜く。
a.ペコリーノを小角切りにし、鍋に入れて軽く溶かす。牛乳数滴を加えてもよい。
・生地の中央にa大さじ1、柑橘フルーツの皮のすりおろし少々、小型のコルベッツォロ1個をのせてペコリーノと皮で覆う。
・さらに生地をかぶせて縁を閉じ、たっぷりの油で揚げる。
・コルベッツォロの蜂蜜に好みでビネガーを加え、とろ火で溶かしてセアーダスにかけてすぐにサーブする。
コルベッツォロは忘れ去られつつある地中海地方の古い低木だが、イタリアのバイオダイナミック農法の結晶。
コルベッッォロ
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「総合解説」
「カルロ・クラッコの地方料理」
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