2024年8月15日木曜日

ヴィンサントにカントゥッチという組み合わせとその味わい方を初めて知った時は、特大カルチャーショックの連続でした。

今日のお題は、料理と甘口ワインの組み合わせです。日本語訳は(CIR4月号P.27~)。
そもそも、この組み合わせは世界的な新しいトレンドだそうです。
イタリアには様々な甘口ワインがありますよね。
その代表がモスカートとパッシート。
私にとって甘口ワインのカルチャーショック的体験となったのは、ヴィンサントとカントゥッチ。甘口ワインのことは何も知らなかった頃、フィレンツェで通っていたイタリア語学校の小遠足で、キアンティのワイナリーに行き、そこで、ドイツ人の同級生たちに味わい方を教わって、それ以来、ヴィンサントとカントゥッチの組み合わせの虜になりました。甘口の酒精強化ワインも初めてでしたが、ワインにクッキーを浸しながら食べるというスタイルも初めてで、さすがにこの時は、あのドイツ人たちがこんな食べ方を当然のように知っていることにも驚きました。甘口ワインの飲み方には、教えてくれる人が必要、と痛感しました。あの時はドイツ人だったけど、今なら、イタリアンのレストランのソムリエかも・・・。
それにしても、何も知らない外国人にヴィンサントとカントゥッチの味わい方を教えて、その美味しさを伝えるのは、とても楽しいですね。きっとあのドイツ人たちは、その楽しさにも目覚めてしまってましたねー。


トスカーナを訪れた観光客は、おそらくみんな、ヴィンサントとカントゥッチの虜になります。


ヴィンサント

カントゥッチはフィレンツェ近くの町、プラートで考え出されたビスコッティ。

ヴィンサントは、一説によると、1439年に開催された東と西のキリスト教の教義を統一するフィレンツェ公会議の祝宴に出された、ギリシャのサントリーニ島で作られたワイン。


パネットーネとデザートワイン

トスカーナ名物のレバーのクロスティーニや青かびチーズもヴィンサントによく合う。

=====================================
(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

現在、2021年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)バックナンバーは、2021年1~12月号です。
定期購読は2021年の号からできます。
古い雑誌や本は在庫を探しますのでご相談ください。
本以外のお問い合わせもお気軽にどうぞ。

ご注文の場合は、こちらのフォームからお願いします。
本や(CIR)の購入方法

お問い合わせはこちらからどうぞ。

(下記のリンクがクリックできない時は左クリックして表示されたurlをクリックしてください)
=====================================
クレアパッソのブログは下記の3種類あります。

[creapasso.comへ戻る(hpはシステムのトラブルで長期間更新していません、あしからず)最新情報はすべてブログでお知らせします]
===============================================

0 件のコメント:

トリノの新聞、ラ・スタンパにスパゲッティ・ボロニェーゼが初登場したのは1898年。ロサンゼルス・タイムズは1925年。

(CIR5月号)の《スパゲッティ・アッラ・ボロニェーゼ》の記事は、スパゲッティ・ボロニェーゼは、ボローニャとナポリというイタリアの2大食の中心地が、トリノで結びついたイタリアの統一を象徴する料理だった、という超ビックリな説でした。『クチーナ・イタリアーナ』というイタリアを代表する...