2024年2月27日火曜日

イタリアのタルトゥーフィにチョコは入ってない。というかココア入り。マスカルポーネと粉にしたビスケットを丸めてココアをまぶすので、よくティラミス味と呼ばれる。もはやチョコではない。

今日のお題は、(CIR11月号)で一番突っ込みどころ満載だった1品、ティラミス味のトリュフです。
トリュフはイタリア語ではタルトゥーフォtartufo。
多分形がトリュフみたいだからこう呼ぶんですよね。イタリアは有名なトリュフの産地。トリュフに関してはかなりプライド持ってます。
このチョコも、イタリア語で言うならトリュフじゃなくてタルトゥーフィ。ちなみに1個じゃなくてたくさんあるから複数形のタルトゥーフィ、1個ならタルトゥーフォ。
なのでこのドルチェの名前は、正確にはティラミス味のタルトゥーフィです。
基本のトリュフの造り方。

下の動画はサボイアルディとマスカルポーネで作るトリュフ。出来上がって気が付きました。チョコレートは?ココアは入ってますが、いわゆるチョコレートはない。これは(CIR)のリチェッタ(P.10)とほぼ同じです。イタリアではココアとチョコは同義語。チーズの風味がないクリームチーズ、マスカルポーネやリコッタがあれば、こんなことも可能です。
イタリアでタルトゥーフィと言えば、ココア入りマスカルポーネを丸めたこのタイプが主流。これ、バレンタインデーにチョコと言ってあげていいの?

下の動画はココアは表面を覆うだけのリチェッタ。しかもココアじゃなくてコーヒー入り。

なんと(CIR11月号)のリチェッタは、イタリアの正統派タルトゥーフィなのでした。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリアの月刊料理雑誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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