2022年7月28日木曜日

エミリア・ロマーニャ地方やマルケで独自の進化をしたフォカッチャ

フォカッチャのルーツたち

スローフードの“スクオラ・ディ・クチーナ”シリーズの『パーネ・ピッッェ・フォカッチェ』

から、
今日は、マルケ州のマチェラータの名物、クレッシャcresciaです。ピアディーナのルーツのようでもあるけど、記事に卵やたっぷりのこしょうが入るところが違うそうです。

材料/6枚分
小麦粉・・500g
塩・・小さじ1
こしょう・・小さじ1
卵・・2個
ラード・・100g(伸ばした生地に塗る分50g、生地50g)
水・・200ml

・小麦粉、塩、こしょう、卵、ラード、室温の水をこねて柔らかい生地にし、ラップで覆って30分発酵させる。
・生地を6つに分けて丸め、指と麺棒で厚さ1㎜の丸~四角形に伸ばす。
・ラードを塗って長い辺から巻き、巻いて生地の端を中央に差し込む。
・ラップで覆い、冷蔵庫で30分休ませる。
・鉄板(ピアディーナを焼く鉄板と同じもの)を熱している間に厚さ2㎜に伸ばす。
・鉄板で片面2~3分ずつ焼き(またはオーブンや炭火の網で焼く)。

気が付いたらイーストもオーブンも使ってなかった。
かなり原始的な薄焼きパン。

ピアディーナはイースト入り。

モデナのストリアStria。
ストリアはパン屋で、パンを焼いた後の火を落としたかまどの温度の低い部分を使って残り物のパン生地を焼いたもの。でも、具は生ハムやサラミとなかなかゴージャス。
フォカッチャとピアディーナを足して割ったようなパン。


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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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