2022年7月11日月曜日

中央ヨーロッパとつながっている北イタリアの食文化。

今月のリチェッタは、シュペッツレとかクラウティとか、中央ヨーロッパの香りを感じる料理が多く登場しています。というのも、このところ、マッシモ・ボットゥーラシェフ、ダビデ・オルダーニシェフとイタリアを代表するシェフを特集している『クチーナ・イタリアーナ』誌ですが、今月取り上げたのは、アントニア・クルグマンという、トリエステの女性シェフなのです。レストランはスロベニアからわずか1㎞のゴリツィア県にあります。
アントニア・クルグマン↓

フリウリ・ベネチア・ジューリアの州都、トリエステは、聞いただけでオーストリアにいるような、中央ヨーロッパの気分になっちゃう街。
ちなみに先日取り上げたシュペッッレはトレンティーノのドイツ系料理。

トリエステの料理。


今月の(CIR)で取り上げたトリエステ料理はりんご入りクラウティ(P.9)。

クラウティはキャベツを家庭で発酵させる中央ヨーロッパの典型的な料理。

さらに、その1品前の料理、グーラッシュはハンガリー料理。
今月の料理は、かなり中央ヨーロッパ風味だったのです。

ハンガリーのグーラッシュ。

中央ヨーロッパを象徴する街と言えば、ウイーン↓
個人的には、中央ヨーロッパはどこにいても劇場にいるような雰囲気。


ウィーンの味



南イタリアの話をするときは、スペインやアラブの食文化を強く感じますが、北イタリアは中央ヨーロッパとつながってますね。



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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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