2020年12月19日土曜日

冬のパスタ、ひよこ豆とマルタリアーティのズッパ。マルタリアーティは冬のミネストラにぴったり。

今日からはパスタです。今月のパスタは“マルタリアーティmaltagliati”
リチェッタは「総合解説」P.34~。
軟質小麦粉と卵の基本のパスタ、パスタ・リッシャから作るパスタのバリエーションの1つです。
パスタ・リッシャから作るパスタの代表はタリアテッレ。
本場はもちろんエミリア・ロマーニャです。

ロマーニャ地方を紹介するこちらのページによると、
マルタリアーティはタリアテッレを作るときに出る切れ端で、細いのやら四角いのやら、様々な形がありました。
幅広に切った麺を不揃いに切って作ります↓


伝統的には、いんげん豆のミネストラに使うのが一般的ですが、肉のラグー、サルシッチャ、きのこ、魚など様々なソースをかけて食べることもありました。
湯気の立った豆のソースは冬にぴったりのパスタです。

ひよこ豆とマルタリアーティのズッパZuppa di Ceci e Maltagliati.


材料/
ひよこ豆・・400g
マルタリアーティ・・250g
にんじん・・2本
セロリ・・2本
玉ねぎ・・1/2個
ローズマリー・・1枝
ローリエ・・1枚
オリーブオイル
塩、こしょう

・鍋に熱湯、セロリ、玉ねぎ、にんじん、ローリエ、ローズマリーを入れ、30分ゆでて野菜のブロードを取る。
・にんじん・玉ねぎ・セロリのみじん切りをソッフリットにし、トマトのパッサータ少々を加える。ひよこ豆と野菜のブロード。塩、好みのハーブを加えて30分煮る。必要ならブロードを足す。
・ひよこ豆を少量取り出してミサーにかけ、ソテーパンに戻す。
・ブロードを足しながら豆が柔らかくなるまで2時間煮る。
・マルタリアーティを加えて4~5分煮る。
・油、こしょう、ローズマリーを加えて熱々をサーブする。

マルタリアーティのバリエーショシ、クアドルッチ↓


スローフードの地方料理のパスタの本



-------------------------------------------------------
スローフードの地方料理のパスタの本

 [creapasso.comへ戻る] 
 =====================================

0 件のコメント:

セナトーレ・カぺッリはすべての硬質小麦の父と呼ばれる小麦。たんぱく質の含有量が高く、貧者の肉、と言われるほどでした。

イタリア料理を象徴する食材、小麦の話を続けます。 硬質小麦と軟質小麦の区別は、1900年代初めに導入されました。 最も一般的なパンに使われる00タイプの小麦粉が軟質小麦粉で、硬質小麦からは若干大粒のセーモラsemolaを作りました。 軟質小麦と硬質小麦 セーモラは乾燥パスタの原料...