分からない人には全然わからないのが残念。
ブッチェッラーティについてさらに調べてみたら、意外なことに、ある小さな本にディープなシチリアの伝統料理がたくさん載っていることを改めて発見しました。
“ブランカート・クチーナ・シチリアーナ”シリーズの『シチリア・イン・ターヴォラ』です。
あまりにお手軽なミニサイズ本だったので、紹介するのを忘れてお蔵入りになっていました。
シチリアの出版社が、とにかくこだわりのシチリア料理を集めた本です。
ブチャラティなんてマニアックな料理も写真付きです。
表紙がイワシのパスタというのもこだわりの選択。
それにしてもあの庶民的なイワシのパスタも青と黄色のマヨルカ焼きの皿に盛り付けると、こんなに素敵になるんですね。
本の中の料理は、ブロッコリーのスカッチャータ(ブロッコリーの具入りのパン)、炭焼きスティッギオーラ(ネギに巻きつけて焼いた子羊の内臓)、ニューオーリンズの名物パンになったごま付きパンのムッフレッタなど、徹底的にシチリアの伝統にこだわっています。
スティッギオーラstigghiola
ブロッコリーのスカッチャータscacciata con i broccoli
ムッフレッタsmuffletta
ストリートフードに挑戦しないと、味わえないものばかり。
とりあえず今日は、ブチャラティの話に戻ります。
「総合解説」で訳したリチェッタは、パレルモの有名パスティッチェリーアのものです。
webページはこちら。
パスティッチェリーア・カッペッロpasticceria cappello
見てるとセロトニンがドバドバ出てくるよー。
そしてこの人がマエストロのトト。
hpの店の歴史を読んでみると、カンノーリとブチャラティが評判だったとあります。そもそもご先祖はミルク用の山羊を育てていたそうで、
最初のヒット商品はヤギのミルクで作ったジェラート。
長いけど、話が面白い人ですねー。
ビジネスの才能もあって、新店舗も次々に拡大しています。
シチリアでパスティッチェリーア巡りをしない人はいないと思うけど、パレルモは、そのためだけに行ってもいい街。
ストリートフードは怖くてとっつきにくいという人も、パスティッチェリーアなら安心して行ける。
パレルモの美味しいもの巡り
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「総合解説」
ブランカート・クチーナ・シチリアーナ”シリーズ
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