2026年3月16日月曜日

クスクスは大勢で食べる祭りの料理で、北アフリカとシチリアの出会いのシンボル。今ではイタリアで一番人気の北アフリカ料理。

ファビニャ―ナ生まれのノンナの料理は、魚のクスクスです。
この島は、フロリオ家が買い取ってマグロ漁で有名になり、マグロのオイル漬けに支えられていた島。

ファビニャーナ島。クスクスは北アフリカとシチリアの出会いのシンボル。

クスクスはセモリナ粉と水をこすり合わせて粒状にしたものを、クスクス鍋の上段に入れ、野菜や肉のブロードとフメット・ディ・ペッシェを入れた下段のクスクス鍋で蒸して作る。仕上げに下段のブロ―ドをかけて吸わせる。イタリアではポレンタとパスタの中間と言うけど、米とパスタの中間と言った方が実感あるかも。



クスクスの歴史。


イタリアでは250年以上にわたるアラブの支配の時代にアラブ人によってシチリア各地に伝わったが、クスクスの利用はトラ―パニとその周辺にとどまった。マルサラやマザーラ・デル・バッロの漁師たちはこの地域のチュニジア人労働者のために生簀を作っていた。そして蒸したセモリナ粉の粒と魚に香りが強い魚のフメットをかけて料理を作った。
北アフリカを長期間植民地化していたフランスではクスクスやタブレが、ビストロから洗練されたレストランまで広まった。
パリのファテマ・ハルはヨーロッパでクスクスとモロッコ料理を出す最高の店と言われている。
パリのファテマ・ハル。

トラ―パニから40キロ東の海辺の町、サン・ヴィ―ト・ロ・カーポは、クスクスの祭り、“クスクス・フェスト”で知られる町。

2017年のクスクス・フェスト。

魚のクスクス。

祭りの料理クスクスは、祭りの時に大勢で食べたい。パエリアのイタリア版かも。

動画は日本語の字幕でご覧ください。


この話は、(CIR)9月号の記事ノンナのリチェッタ“シチリアのクスクス”の解説です。日本語のリチェッタと写真はP.21。


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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』という地方料理の本としては最高の雑誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
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スッド・グランデ・クチーナ(南伊・山・海)』
《new》イタリア料理アカデミーの本、『スーゴとサルサ
《new》ブランカ―トのシチリア料理のミニシリーズ、『ルスティケリーア』『伝統料理』、『パスティッチェリーア』、『魚料理』

【地方料理、シリーズ】
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