シチリアのドルチェの話、続けます。
今日のお題は“ブランマンジェ”です。
「アーモンド、ピスタチオ、リコッタ、蜂蜜がシチリアのパスティッチェリーアの
主役たちで、ほとんどすべてがアラブからやって来て、修道院へと移っていった。“ビアンコマンジャーレ”は、昔のフランス生まれて中世に普及した食べ物で、ベースは鶏胸肉、米、牛乳、しょうが、砂糖、ラルドなどがベースと、アラブ由来の食べ物とは明らかに別物。
名前の由来は、牛乳やアーモンドから生まれることによるその色と純粋さ。ヴァッレダオスタ地方ではブラン・マンジェと呼ばれ、生クリーム、砂糖、板ゼラチンがベースです。シチリアのビアンコマンジャーレはアーモンドがベース。シチリアの中心地のラグーザでは、牛乳、砂糖、コーンスターチ、レモンの皮のクリームをテラコッタの型に入れて冷やし固め、刻んだアーモンドやピスタチオやシナモンを散らします。
ビアンコマンジャーレ・シチリアーノ。
ラグーザ
シチリアのドルチェの話をする時に必ず登場するのがラグーザなどシチリア南海岸。とても魅力的な地方です。次回はその話。

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