2025年1月28日火曜日

(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2022年10月号)発売しました




10月は、イタリア中の関心が海から山へと移り変わる転換期。

10月の料理のテーマはアルトゥージにインスバイアされた家庭料理。
あれだけ浮かれていたバカンス気分は一掃されます。
それまでは海だったのに、“家庭料理”ですよ。
やっぱりバカンスの後は家庭料理が恋しくなるのでしょうか。

ただ、今月のテーマはマンマの家庭料理ではなく、アルトゥージの家庭料理。
アルトゥージはイタリア家庭料理の父と言われた人。
イタリア料理の基本を知るという意味でも、知っておきたい人です。
そういえば、つい先日、prime viddoで配信されてたイタリア映画、確か『トスカーナの幸せレシピ』とかいうタイトルだったと思うのですが、この映画で料理人をめざす若者が、コンクールのために作った料理がアルトゥージの何番とかいうアルトゥージの料理でした。

『トスカーナの幸せレシピ』予告編

彼の本、『la scienza in cucina e l'arte di amangier bene』は、イタリア料理を作る人ならぜひ知っておきたい本。

アルトゥージ

詳しくは、ブログのビジュアルガイドで。

さらに、10月号のパスタの特集リチェッタは、“パスタ・エ・パターテ”。
ナポリの庶民料理から生まれたシンプルな家庭料理。その歴史や特徴、バリエーションを解説する記事です。

パスタ・エ・パターテ

地方料理は“ボロ―二ャ風ポルペットーネ”、“クーニャ”など。
イタリア料理のアイコンは、“リガトーニのヴェズヴィオ”。
ドン・アルフォンソをグランシェフの店にした歴史的な料理。

シェフはピアチェンツァとり親密な結びつきを料理で表すイサ・マイオッキ。
ガイドは栗やきのこの産地、モンテ・アミアータ。秋の料理はやっぱり山が舞台。

モンテ・アミアータのポルチーニ

ワインは“グットゥルニオ”。

ここからあっという間にイタリア料理の世界は冬になります。

-------------------------------------------------------
[creapasso.comへ戻る]
お問い合わせ
=====================================

0 件のコメント:

ルイジ・ヴェロネッリとジャジャンニ・ブレアは、イタリアのエノガストロノミーを形成した大御所で友人でした。

(CIR11月号)の話は、栗の話から、アルプスで最大の栗の森がある地、北イタリアの話に入っていきましたが、11月号には北イタリアのある地方料理の記事(P.23)もあります。 それはシャットです。 ヴァルテッリ―ナのそば粉のフリッテッレ シャットsciatt シャットはヒキガエルと...