2025年1月20日月曜日

ベネチアの疫病の終息を祝うレデントーレの祭りは、家族みんなで祝う参加型の祭り。

(CIR)のチケッティの記事から、ベネト料理の話題を続けていますが、今日からは、具体的な料理の話。
まずは、ベネト料理の主役、サルデ・イン・サオールです。
“サオール”とは、玉ねぎとビネガーでマリネする料理。ベネチアには魚をマリネする料理は古くからありました。長い航海で壊血病になるのをふせぐためです。
一番シンプルなサオールは、揚げた魚を玉ねぎ、ビネガー、こしょう、シナモン、砂糖のマリネで覆った。ルネサンス時代には魚をワイン、ビネガー、セージでマリネする“カソナータcasonata”が広まった。ベネチアの家庭で、7月第3日曜日のレデントーレの祭りの日に食べる料理。

2024年のレデントーレの祭りのアペロール・ドローン・ショー。

疫病の終息を祝ったレデントーレの祭りの歴史

2023年のレデントーレのメニュー


(CIR9月号)には、“サバのイン・サオール”のリチェッタ(P.21)がありますが、サオールはイワシ以外の魚にも使います。

ベネチアの社交界を象徴する店、『ハリーズ・バー』の自伝的本には、“サオールSaor”は“agro”酸っぱいという意味で、主にイワシの保存食に使ろつたとあります。ハリーズバーのサオールは、野菜の甘味を活かす軽い味で、ラモンのいんげん豆となすを添えてオリジナルの前菜にしました。

本には、サオールのリチェッタと、ファジョーリ・イン・サオール、メランザーネ・イン・サオールのリチェッタも載っています。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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