2023年8月14日月曜日

クレオパトラも好きだったドライハイビスカスを散らした赤いフォカッチャを添えた食前酒で、バカンス気分。

さてさて、フォカッチャの予習もバッチリしたところで、今日の料理は今月の(CIR)の前菜1品めです。
フォカッチャは朝食にするなら焼き立てを牛乳やカプチーノに浸していただきます。前菜や軽食にするなら、生ハムなど各種のトッピングをのせます。で、食前酒に添えるアペリティーボにするなら、焼き立てをカットしてそのままかじります。

フォカッチャとカプチーノ。

カプチーノもフォカッチャを添えればリビエラ気分。
フォカッチャをカプチーノに浸すだけでカルチャーショック。

という訳で、プレーンのフォカッチャはシンプルなアペリティーボですが、今月の1品目は、フォカッチャを黄色と赤にして、フォカッチャ・コロラータと名付けました。
赤や黄色ということは、黄色はサフラン入りで、赤はトマトペーストやビーツ入り、ということは容易に想像できますが、動画を探してみたら、全然見つかりません。
ひょっとしたら、珍しいリチェッタだったかも。日本語訳はP.2です。写真は雑誌でも黄色と赤はかなり離れたページにあります。
黄色は思ったより黄色で、もともと黄金色のフォカッチャも、なかなかきれいな色になりますね。しかも赤いフォカッチャは、トッピングにドライの赤いハイビスカスの花を散らす、という演出。
ハイビスカスはハワイあたりの花かと思っていたら、エジプトにはカルカデというハイビスカスティーがありました。香りが独特で、エジプトということはやっぱりクレオパトラも好きだったお茶でそうです。

カルカデ。

カルカデを散らしたフォカッチャをつまみにアペリティーボをいただくなんて、考えただけでバカンス気分に満たされます。
ここがチンクエテッレだったら言うことないのに。

チンクエテッレ。


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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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