2019年10月11日金曜日

ナポリのピッツァのアンダー30

今日のお題は『ピッツェリエ・ディ・イタリア2018』。
総合解説」はP.47です。


ガンベロ・ロッソのあれこれある格付け本の中の1冊で、ピッツェリアのガイドブックです。

月刊誌の『ガンベロ・ロッソ』でも、特集記事が組まれていました。
冒頭、いきなり、イタリア人のサッカー脳が炸裂。
なにしろ、ナポリのピッツァをサッカーに例えるとブラジルだ、
と、迷いなく言い切ります。
つまり世界一の名門だということですね。
そしてアンダー30(そんなのあるんかい)には、イタリアの北から南から、信じられないくらい大勢が招集されてやってくる、と胸を張るのです。
日本からナポリのピッツェリアを目指すアンダー30候補も、ガンバレー。

ピッツァイオーロという職業をイタリアの20歳を少し過ぎた若者が選ぶ理由は、家業を継ぐためとか、子供の頃からの夢だったなどだそうで。
さて、どんなアンダー30がいるのでしょうか。

まずはポッツオーリの10のディエゴ・ヴィタリアーノ。店のwebページはこちら

ピッツェリアの家庭に育った叩き上げで、
彼の店はナポリの人にとても愛されているようです。

次はピッツァフリッタの女王、イザベラ・デシャム。

ピッツァ・フリッタは、エンツォ・コッチャやジーロ・ソルビッロなどの大御所たちで知られていますが、娘のような若者たちに、見事に受け継がれていたのですね。

次はシーロ・オリヴァ。
家族のピッツェリアを継ぎ、さらに自らの店を開いて革新的ピッツァを作るという、根っからの改革者。

さらに、ナポリからトスカーナにやってきたのはマルコ・マンズィ。

みんな迷いのない真っ直ぐな目をしてピッツァのことを語りますね。
おばちゃん感心しました。



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“ピッツェリア・ディ・イタリア2018”の生地の日本語訳は「総合解説」2017年9/10月号に載っています。
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