毎年、年末年始号の11/12月号を訳すたびに感じるのは、年々、伝統料理への関心が薄れてきているなあ、ということ。
年末年始に今時のイタリア人の若者が食べるのは、そこそこ伝統的だけど、あまり伝統的すぎない料理、でも、おもしろいのが、こてこての伝統料理はいやだけど、幸運になるとか儲かるという縁起ものにはあしっかりあやかりたい、という点。まあ、イタリアも日本も、若者の考えてることは一緒だなあ、と毎年感じてます。伝統料理が消えかけていく中で、普段の料理の食材を豪華にして、縁起物を取り入れるのが昨今のイタリアのクリスマス料理の傾向のようです。それと、今月号は、初めてタピオが登場しました。イタリアもタピオカブームなのか。それはないな・・・でも、
まあ、まずは若者が飛びついたみたい。
だし、タピオカの粒をペルレ(真珠と呼んで、さらにこの粒にイカ墨を加えて真っ黒にしてキャビアに見立てるなんて。イタリア人の一流品志向と底なしの想像力のDNAを感じますねー(P.7)。
もう1品、ポレンタ・タラーニャのズッパというのもありました。
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