夏号です。
イタリア料理の本領が発揮される季節です。
今月の食材、1品目は、ガルファニャーナのファッロ。
以前、ブログでも取り上げています。こちらやこちらやこちら
毎回、スペルト小麦ではなくエンマー小麦、という説明をしている気がします。
もう、この説明はいらないかな。
ファッロはトスカーナの伝統料理には欠かせない食材。
IGPのファッロはEU内ではガルファニャーナだけ。
管理組合の農家は約100軒。
有機栽培しています。
ガルファニャーナのファッロの特徴は大粒で煮崩れしにくく、食物繊維が豊富。
ファッロのズッパ
2つ目の食材はブッラータのストラッチャテッラ。
ブッラータの中身です。
ブッラータはモッツァレッラの袋にストラッチャテッラを詰めたもの。
つまりストラッチャテッラは、ブッラータの本体です。
アンドリアのブッラータ。
アンドリアのブッラータは他のブッラータとは全く別物で、ストラッチャテッラを食べている感が強いブッラータです。
ブッラータとストラッチャテッラ
旬は牛が新鮮な飼料を食べてミルクの香りが良くなる春と夏。
3番めはサウリスの生ハム。
フリウリの、蜂蜜やビールに合う、ブナの木のスモーク香が特徴で塩気が軽い、ドイツ系生ハム。
高地の生ハムは少ない塩分でも保存できることから“甘い”のが特徴です。
でも、流通量が少ないので、なかなか口にはできない貴重な生ハム。
サウリスの生ハムの収穫祭は7月。
サウリスの7月。
ちょっと涼みに飛んでいきたい。
後半は次回に。
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“今月の食材”の記事の日本語訳は「総合解説」2017年7/8月号P.2に載っています。
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