イタリアの食のトレンドの最先端の街、ミラノのアヴァンギャルドな面は、プラダにフェラガモと、相変わらずハイファッションの大手メゾンが引っ張ってることが分かりました。
今日紹介するのは、その正反対、昔から変わらないミラノの食を届けている店です。
ミラノのラッテリア。
ブレラ地区のコリエレ・デッラ・セーラ本社の裏手で、1965年にマリア・マッジが始めた店。ミラノの中心地にあるけど、ファッション業界とは関係なさそう。今は夫のアルトゥ―ロがシェフです。
名物料理はミネストラ、目玉焼き、ミートボールなど。10卓ほどの小さな店ですが、今では
ミラノの家庭料理を愛する人たちの隠れた人気店になっているそうです。ちょっと気のなるのが、ニューヨーク・タイムズでミラノの人気店1位に選ばれたという件。世界的に絶大な影響力のマスコミが取り上げると、アメリカを中心とする世界的なトレンドの波にのっちゃいそう、変わっちゃうかもと心配です。
でも、webページもなく予約もできない店、というのは相変わらずのよう。料理は、じゃがいもとカニのペンネッテ、ヴィテッロ・トンナート、冬のパイヤール、栗のミルク煮など。
ミラノのラッテリア巡りの動画。
セルフサービスで、なんだかすごく楽しそうな店。
ちなみに『クチーナ・イタリアーナ』誌はミラノ特集が続きます。来月取り上げるのは、ミラノのブルジョア料理。歴史的にこれまでイタリア料理で影響力が強かったのは、南イタリアの貴族料理。それがイタリア統一を経て現代になると、北イタリアの裕福な市民階級(ブルジョア)へと移ります。その中心の一つとなったのがミラノ。ミラノはビジネスの中心地としてだけでなく、市民階級の歴史から見てもとても興味深い街です。
ミラノのお薦め料理
個人的には、ミラノで絶対食べたいのはリゾット。ミラノのリゾットは米も違うし、日本人がイメージする締めの1品やおじやとはまったく違うもので、イタリア人の米に対する考え方が凝縮されています。カルチャーショック間違いなし。その美味しさに私は初めて食べて以来、虜です。
ミラノ出身のカルロ・クラッコのコトレッタ・ミラネーゼのリゾット添え。
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