ニョッキの話、(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)の1月号記事の解説です。
記事のタイトルは“チーズのニョッキ”。確かに、今日紹介するのは、ピエモンテとヴァッレ・ダオスタのチーズのニョッキなんですが、その名前というのがとても個性的なんです。
それは、ニョッキ・アッラ・バーヴァGnocchi alla bavaと言います。
アッラ・バーヴァとは、よだれのよう、という意味。ニョッキにかけるチーズが溶けて糸を引く様子が、よだれのようだというのがその語源。洗練されている印象のイタリア料理ですが、時々、こんなとんでもない形容があるんですよね。例えば、イタリア中部のパスタ、ストロッツァプレーティは、司祭が窒息する、という超物騒な名前。
二ョッキ・アッラ・バーヴァ
で、この料理に使っているチーズはトーマ・ピエモンテーゼとフォンティーナです。
トーマ・ピエモンテーゼ
フォンティーナ
トーマもフォンティーナも牛乳の溶けるセミハードチーズ。味も似ています。
脂肪を分離しない牛乳から作るトーマ・グラッサは、フォンティーナによく似たチーズ。
ニョッキ・アッラ・バーヴァの日本語のリチェッタは(CIR1月号)のP.21。
ゆでたニョッキ、おろしたトーマ、バターを耐熱皿に重ね、パルミジャーノも散らして溶かすのが伝統的なリチェッタ。これをモダンにアレンジするなら、セルクルに詰めてオーブンで焼きます。そしてフォンドゥータのソースをかけてサーブします。
フォンティーナのフォンドゥータはヴァッレ・ダオスタの名物。
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