2024年12月11日水曜日

イカリングのパスタ、カラマラータはペンネを太くしたみたいなパスタ。



今日のリチェッタは、ブリーモ1品目。
“イカとボッタルガのペンネPenne, seppie e bottarga”

イカのパスタは典型的な夏の料理。

コウイカとミニトマトのパスタ

そういえば、7月号には“カラマラータ”のリチェッタの記事がありました。
カラマラータはカラマーロの輪切り(イカリング)の形のパスタです。このパスタも夏の料理。本物のイカリングのトマト煮にイカリングそっくりのパスタを加えるのは、パスタの本場ナポリならではのアイデアだし、ナポリ人ならではの遊び心。
(CIR8月号)のリチェッタではメッゼ・ペンネを使ってますが、どんな形のパスタでもOK。パスタの形以外は定番中の定番のプリーモです。

ナポリ風カラマラータ。

ペンネの定番ソースはアラビアータ。ラツィオのソースです。

ツナ入りアラビアータのメッゼ・ペンネ。


そういえば、以前(CIR2021年3月号)筋付きパスタの話の時、筋付きパスタはパスタに腰を出して乾燥しやすくするために必要な工夫で、ソースを絡みやすくするため、という発想はなかったという、ちょっとショッキングな話をしました。アメリカでは筋なしパスタが人気なんだそうですが、上質パスタメーカー、ヴォイエッロにはドッピア・リガトゥーラのペンネと言うのがあるんだそうです。外側だけじゃなく内側にも筋があるペンネです。
ペンネは実験的なパスタで、メッゼ・ペンネのような小型のものや、ペンノ―ネという大型のものもあります。

アンチョビバターのペンノ―ネ。カラマラータを細くしたみたいなパスタですね。

今月の(CIR)の“夏の冷製パスタ”の記事P.11にも、ペンノ―二のパスタが登場します。

ペンノ―二のリチェッタは次回。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
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