2022年12月22日木曜日

量産型の値段で品質はアルティジャナーレなのがプロセッコ・スーペリオ―レ・ディ・カルティッツェ

プロセッコの話、続けます。12月号の記事によると(CIR/P.47)、プロセッコの中でも、カルティッツェcartizzeと呼ばれる地区は、イタリアワイン界の真珠のようなワインができるそうです。
プロセッコは世界で一番売れているスプマンテ。言い換えれば一番人気。でもシャンパンの一種ではない、というのが、この地区のプライド。
年間約100万本造られるスーペリオ―レ・ディ・カルティッツェは、この地区のワインの一般的な値段より4倍高いそうです。ちなみにシャンパンはプロセッコの20倍は高い。
この違いは、シャンパンはアルティジャナーレ、プロセッコは量産型と目指すものがはっきり違うことから生まれます。
そんな工業化に適したプロセッコでも、真珠のような製品ができるというわけで、つまり量産型の値段でアルティジャナーレな質のスプマンテなんです。こんなのが欲しかったのでは。

カルティッツェ。


カルティッツェが成功したら、後を追うワインが生まれるのは当然、という訳で、厳格な規定の元で限られた生産地区で造られたカルティッツェを超えるプロセッコが造られています。コネリアーノ・ドッピア―デネ地区の傑作、と言われているプロセッコ“リーヴェRive”です。

プロセッコ・リーヴェ

プロセッコは主に北米市場で大ヒットしたようで、イタリアのワインの造り手に取っては、まさにアメリカンドリームを実現したワインとなりました。気合の入り方が違います。




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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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